先日、ふたご座流星郡の年間最大数が見られると聞き、天体ショーを見ようと寒さに耐えながら夜空を見上げた。

月明かり以上に、街中ではビルや街頭の灯りが目に入り、なかなか良い場所を確保するのは難しい。近くの広い駐車場に一人、闇夜に紛れて天を仰ぐ姿は少し怪しく見えるのではないかと考えながら、

あつ！流れた！また流れた！今度は向こう！

余りに一瞬で願い事が間に合わない！

最近こんなに夜空を見上げた覚えはない、首が疲れた。

こんなに広い空に数億の星の中で、一瞬の光を放つ星。

人の一生も流れ星。

だから皆がこの一瞬に願い事をするのか、などと思いながらなかなかその場を去りがたく寒さがしみた。

流星についてあまり気に留めた事が無かったけれども、年間沢山の流星郡が見られる事を知って驚いた。

次のこぐま座流星群は１２月２２日から２３日にピークを迎えるようだが、今回ほどは見られそうもない。

しぶんぎ座流星郡は１月３日から４日。今回程条件は良くないようだが。

やはり、来年はこの時期のふたご座が一番良さそうだ！

悪いことは水に流し、沢山の願い事が叶うように、

一瞬の光線に祈りをたくし、次の日の鋭気を養うため、

温かい布団の中で休める幸せを感じ眠りについた。