文芸広場
俳句・詩・小説・エッセイ等あなたの想いや作品をお寄せください。
僕は春に生まれた
そしてずっと夏を突っ走ってきた
そんな僕には手帖が欠かせなかった
忙しい僕には手帖が当たり前だった
夏を生きていた僕に 寒い寒い冬が突如として訪れた
その冬は僕に立ち止まれと言っていたのか
命の儚さと命の尊さを教えてくれた
生きることをあきらめなかった僕に 神様からようやく心地良い秋が贈られた
そして僕は新しい手帖を手にした
あたりまえのように買っていた手帖が
僕の未来の新たな命の第一歩となった
そう僕は未来を手にしたのだ
あれから何年たったのだろうか
僕は色彩豊かな春を感じながら この命の灯が尽き果てるそのときまで 僕は人生という夏を生きる
僕が突っ走ってきた夏とはちがう
そう 僕は今ひとりじゃない
だからこそ一歩一歩 この未来の手帖を手に
この命を噛みしめる
バックナンバー
新着ニュース
- エルメスの跡地はグッチ(2024年11月20日)
- 第31回さいたま太鼓エキスパート2024(2024年11月03日)
- 突然の閉店に驚きの声 スイートバジル(2024年11月19日)
- すぐに遂落した玉木さんの質(2024年11月14日)
特別企画PR