トップページ ≫ 文芸広場 ≫ ミセス静のささやき「涙でぬれる手」
文芸広場
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又もや、悲しい事件がおきました。
当時三歳だった玲空斗君が、ウサギ用のケージに閉じ込められ食事は汚すからと2、3日に一度しか与えられなかった。玲空斗君がこの世に生れし時は素敵な名前を付けた両親。どこで狂ってしまったのか。
窒息死させた上に遺体は荒川に流したという。鬼と言われるもそれ以上です。ウサギ用のゲージの中からどんなに泣いたか手を伸ばしたか。想い浮かべるだけでも涙があふれます。
そして、思い出しました。以前言葉を言えない、二本足で歩けない、犬用のゲージの中で犬として育てられた子がいたのです。でも、その子はまわりの人達により言葉も言えるようになり歩けるようにもなりました。
玲空斗君には6人の兄弟がいたのですから言葉は言えるし歩く事もできたでしょう。でも、幸せ薄いこの幼子は力はててしまったのです。眠るようにはてたのではなく両親にタオルで口をふさがれ苦しみながら力はてたのです。
この、鬼の様な両親には改心なんてないでしょう。残された6人の子供たちの将来はどうなるのでしょう。
今はただ、ただ行政のお力を信ずるのみです。
食べたいよゲージの中から小さな手
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