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俳句・詩・小説・エッセイ等あなたの想いや作品をお寄せください。
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- 鳥巣立つ〈俳句集〉➁(2020年12月06日)
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木枯や泣いてゐるのは風のせゐ 公園の落葉溜りを蹴ってみる …
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- 鳥巣立つ〈俳句集〉➀(2020年11月23日)
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枯蟷螂その眼力のはかなげな 花八手彼にも言ひ分あるらしく…
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- 笑顔(2020年11月05日)
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子供が笑う 母親といるだけで嬉しいのだ 子供が笑うと山も雲も 子犬も花も笑う 子供が笑うと世界が笑う 大人は自分に大きな得でもないと笑わない 大人は朝から寝るまで不満と怒りの中にいる 笑うことは少ないが大人の笑の種類は多い 苦笑 自嘲 冷笑 嘲笑 哄笑 憫笑 追従笑い 含み笑い 泣き笑い ほくそ笑み 薄笑い 作り笑い・・・ ウソの笑い…
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- 今宵は満月(2020年10月17日)
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明るい夜は生きものが不安になる 岩穴に差し込む月光に狼は遠吠えをする 昔 月の夜は夜通し火を灯し酒宴の商家もあった ある地域では縁側にススキを飾りダンゴや饅頭を供えた ハロウィンは「トリック オア トリート!」 子供達が(お菓子をくれないと悪戯するぞ)と仮面をつけて家々を廻る 日本の古い月の祭りは供え物を盗る子供達を物陰から大人達は笑って見ていた…
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- カーテン・コール(2020年10月03日)
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目的が結果にあるのなら 生まれたのは死ぬ為である いやならはじめから生まれなければよい 生き物の目的は何か 何かを得る為とか 何かになる為であると思う では苦痛ばかりの人やその他大勢にはどんな意味があるのか? 寒風の中で枯木立は考えている 芽が出る日/葉が茂る日/花が咲く日/実が稔る日のことを 目的は過程にあるのかもしれない プロセスが全…
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- 留守の家(2020年09月16日)
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人が住まなくなった家があります 広い敷地に家が三棟もあり 家族が住んでいましたが一人去り二人去り 今は最後の一人が老人施設に入りほぼ留守です 郵便箱は口を開けたまま 時々木の葉や花びらが舞い込みます 広い庭には季節毎に花が咲きます 植物だけは何処にも行かずお留守番です ひとしきり梅が咲き、散りました 今は躑躅が真っ赤に咲いています 土の庭…
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- 旅の途中で(2020年08月30日)
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人はみな旅をしている 旅費のない人も 病気で寝ている人も 皆地球という地面ごと動く宇宙船に乗っている この乗りものの速度は新幹線より早い 地球は自転速度が時速1600㎞ 公転速度は11万㎞ 太陽系が86万㎞ そして銀河そのものも200万㎞で移動しているという 巨大系になればなる程早くなるのは何故だろう みな何かに追われているのだ 銀河鉄道の…
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- もう一つの浦島太郎(2020年08月13日)
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太郎が人語を話す亀に乗ると 太郎の周囲は不思議なバリアが出来ていた 波の下は巨大な水族館のようであった 亀は太郎を珊瑚の林の中の竜宮に案内した 太郎の入ったシャボン玉のようなバリアの回りには さまざまな魚が不思議そうに近づいて来ては消えた 魚達は人間を傍で見るのは初めて・・・ 噂を聞いて集まって来ているとのことであった 沈没船の中にあったが固…
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- 順位(2020年07月27日)
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ヨーイ ドン で 駆け出す前のこと 一等賞を狙っている子がいます ビリにはならないと思っている子がいます ビリかも・・・とはじめから気後れしている子がいます 順位はまもなく分かります 幼稚園 小学校 中学校 高校 大学 それから 競争の種目はかけっこだけではありません 成績は良くはないが腕力にまさる者がいます 姿形が良い者がいます 家…
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- かくれんぼ(2020年07月07日)
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かくれんぼの楽しみは 居なくなった者が必ず見つかることです 木の下の履き物をみて「見つけた」と叫ぶ鬼 木の上の笑い声 かくれんぼは子供達の遊びのようだが この世界はみなかくれんぼばかり 昨日まで居た者がいなくなり さっきまで在ったものがなくなっている 真昼の空から太陽が消え星が現れることがある 極北の地では四ヶ月も太陽が出ない季節がある…
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