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文芸広場
俳句・詩・小説・エッセイ等あなたの想いや作品をお寄せください。
新着記事
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- からす瓜(2018年11月04日)
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まずいので人は食べません 悪食の烏も相手にしません 正しくは烏瓜でなく唐朱瓜だといいます <在る>と言うことには意味か役割が必要です 目に美しいバラ 秋になると遠くまで良い香を届ける金木犀 美味しい果物は鳥獣だけでなく虫も好きです 虫も寄りつかない人がいます 忘れられて生きている人がいます 何の役にもたたない<いる…
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- 秋の野をゆく(2018年10月21日)
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秋は懐かしい人に出会う季節 皆何処かの世で出会った人達だ 散歩道で私を出迎えるのは 行く先々をホバーリングして現れる赤トンボ 土色の目立たない体を撥ねてみせるクルマバッタ 道端に居並ぶのは千の花束 万の笑顔 枝もたわわに実をつけたアカマンマもエノコログサも みな功成り名遂げた者ばかり 一輪一輪が充分に美しいのに 数えきれないほど花を咲かせて…
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- 観覧車(2018年10月07日)
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メリーゴーランドに乗るとわたしはいつも少年になった。 少年の日は進むことより、いつも嬉しく回転していた。 観覧車のゴンドラに乗ると何故かわたしは言い余の無い寂しさにおそわれた。 のぼっていくゴンドラはやがていつか下っていくことに小さなおののきを感じているわたしがいた。 わたしは人生のどのへんにいるのだろうか。 昔、人生の余命を悟った男がゴンドラの…
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- 虫の命(2018年10月01日)
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鈴虫の籠を片付けようとした時です 「まだ生きているよ」 一匹がヒゲを動かしました 「誰もいない世界で何をしてるの?」 生き残りの鈴虫が虫の息で答えました ・・・みんな一緒に旅立ちたかったのだけど 大きな送迎バスは戦争や天災で当分大忙しです 「これしかなくてスイマセン」 自転車で来た人が順番々と一人だけ荷台に乗せていきました 「一人になって三…
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- 夏の日の夢(2018年09月17日)
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子供が「あっ」と叫んで目を覚ますことがある 夢を見ていたのだ 隣の部屋にキリンがいたとか 浜辺に一人ボッチだったとか 爆撃機が自分に向かって飛んで来たとか 信じて貰えないことばかり 寝ながら笑っている子がいる 寝ながら泣いている子がいる 子供は夢の世界と繋がっている 大人になるにつれ様々な世間の智恵を増やすが 多くのものを失っていく かつ…
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- 蜩の読経(2018年09月03日)
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今年 初めて 蜩の鳴き声を聞いた かな かな かな かな カナ カナ カナ カナ ・・・哉 ・・・哉 ・・・哉 この世のことは全部知って 蝉になったお坊さんの読経です 悲しい哉 カナ カナ カナ・・・ 寂しい哉 カナ カナ カナ・・・ 善い哉 カナ カナ カナ・・・ 猛暑の一日が暮れます 昔も今も同じです 昼が過ぎて日が落ちても…
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- 時々 少し 〇(2018年08月20日)
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善いことは時々あるのがいい ご馳走はたまに食べるのでいい 嬉しいことは忘れた頃くるのがいい 今まであるものはあるのが当たり前になってくる 無くてもいいとさえ感じる 神社が村外れにあるのは何でもお見通しの方が傍にいると困るからです 村人は季節の祭りに集まり 願い事のあるときだけ人が訪れます 在るものは ときどき無くなるといいのです そして無くな…
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- 盆踊り(2018年08月12日)
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科学は遅れている 時空は幻に過ぎず世界は想念で出来ていること 傍にいても遠い世界にいて 遠くにいても何時も傍にいる人がいることを 人は相対性理論や量子論の遙か昔から知っていた 世界はいろいろある 昔は三千世界といったが科学用語では多次元世界という 同じ日にゴッホの夕焼けと谷内六郎の夕焼けがある キリスト教では亡くなった人は天国に行くまで逢…
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- トロッコ(2018年08月04日)
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少年がトロッコに乗ると 決まって夏は逃げるように去った 疲れた秋の風がトロッコの林を静かにゆすった 少年がトロッコに乗ると はるかな祖先や先日まで一緒だった 父も母もトロッコに乗ってきた 少年は嬉しくて目頭が熱くなった トロッコが500メートルも走ると必ずとまった 少年は我にもどってトロッコからおりて 今きた道に向かってトロッコを押していっ…
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- 一粒万倍日(2018年07月28日)
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一粒万倍日は真冬でも真夏でもあります 「一粒の麦」のたとえは聖書ですがこの語源は「報恩経」です 季節に関わらず蒔けるのは心の畑です 明日誰かを喜ばすために 一カ月後、一年後誰かを喜ばすために 何かを考えること 始めることは楽しい 人を喜ばせるのは大勢より一人がいいのです そして大きな事より小さなことがいいのです 人は複数になると難しくなります…
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