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文芸広場
俳句・詩・小説・エッセイ等あなたの想いや作品をお寄せください。
新着記事
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- 嫉妬(2016年05月16日)
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突然の矢がわたしに突き刺さる 一本の矢だった のちにその矢が激しく襲いかかる 幾本かの矢だった 私はその予期せぬ矢に戸惑いを感じた 恐れればよかったのか 怒りをあらわにすればよかったのか 大丈夫 まだ私の心にはまだ矢は届いていない 矢をどうするかはわたし次第 策を講じよう 嫉妬という名の矢が憎しみに変わるまでに・・・ …
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- 成りたいもの(2016年05月15日)
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子供の時から優柔不断であった 駄菓子屋で小銭一つであれも少し、これも少し、と迷った 大きくなったら何に成りたいか その問いにはいつも困惑した 何か一つになってしまうと 他のものを失うことになる 欲ばりだったのだ 昔から写真嫌いだった そこにいる自分に不満があったからだ 今でも自分を納得していない 容姿も健康状態も気に入らないが ギ…
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- チームあたし(2016年05月14日)
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目にじわりと涙がにじむ。痛い。痛いが、出産の時よりは軽いはず。だいぶ昔で忘れちゃったけど。 痛かったのは、抜歯のための注射針による麻酔薬注入。数ヵ所をプスリと。その後、二本の歯を抜くのに一時間弱掛かった。心底くたびれた。しかし、抜歯終了後に、くたびれ以外に生れた感情、それは感謝である。今回の抜歯は、差し歯の土台部分の歯にひびが入ったためである。ひび割れ…
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- 花の命は短くて(2016年05月11日)
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桜の花が散るのを待って待って ワタシの輝く日々がやっときて 力いっぱい両手を青い空に向かって広げ咲きました 頑張りました キレイキレイと声をあげてくれました でももうワタシの輝きも終り悲しく散りました さみしいワタシの気持ちも知らずか いろいろな花達が私の番よとばかり 競いあって咲いてます 花の命は短くてと云われます だからこそ…
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- たぁ坊のひとりごと。「運転士さんの気持ち」(2016年05月10日)
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東武鉄道の車内のこんな吊り広告が目をひいた。 「友達がすごいって!パパが電車の運転手って言ったら」鼻を膨らませながら娘が話している。 久しぶりに家族での食事。勤務時間が不規則だから、いっしょに食事できることは少ない。寂しい思いをさせていると思う。 私は整備士として入社し、どうしても運転士になりたくて試験に挑戦した。現場はけしてラク…
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- お地蔵様(2016年05月09日)
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お釈迦様が居なくなったあとの この世のお留守番です この世の悩みは何でも聞きます 病苦の身代わり、冤罪OK 子宝、育児 厄除、延命、災難予知、予防 トゲまで抜きます 道端にいて誰の願いでも聞きます 時には人に縛られたりもします お供えは小銭か野の花、無くても可 気楽に何でも聞く代わり すぐにお答えはしません 弥勒菩薩というパワーを…
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- ブランコ(2016年05月08日)
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わたしの足はしっかりとあの碧空にむかっているのにブランコを力一杯こいでも決して空には届かなかったの 幼い時のあの透きとおったような悲しみを思い出しては語っていたあなたアクアマリンのような瞳を遠い空に投げ出しながら 突然 あなたが逝ってしまってわたしは今 あなたがこいでいたペンキのはげたブランコを思い浮かべてはつぶやいている あなたはやっとあ…
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- 見頃はいま!!~埼玉県天然記念物「骨波田の藤」(2016年05月07日)
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藤の花って、健気に感じるのは筆者だけではないのでは?一本の木から、棚につるが拡がって、紫や白の小さな花が房状にぶら下がる。花言葉は「陶酔」。その清楚な美しさと香りにうっとりする。 筆者は、このゴールデンウィークに本庄市にある長泉寺の「骨波田の藤」を見てきた。樹齢650年の藤は県の天然記念物にもなっている。骨波田は、寺の所在地である高柳字骨波田からきてい…
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- 闇と人体実験(2016年05月06日)
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よくも悪くも影響を受けやすい。 最近、気になっているひとがいる。元朝日新聞編集委員の稲垣えみ子さんだ。 稲垣さんは、朝日新聞社に勤務していた時に、電気を極力使わない生活を実践したコラムを書いていた。掃除機、洗濯機、冷蔵庫と次々に手放していった。あらゆるプラグを抜いていくなかで、遂には会社というプラグも抜いてしまった。月々の電気代は200円以下。その生…
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- 断片(2016年05月04日)
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もしかして このまま… 病院で考えている人がいる もう会うのはやめよう… 別れた後呟いている人がいる 電話をとりかけてやめた 無駄なこと…と気が重くなったのである 今日は朝から雪が降りそうな気配 午後になって風花が舞いだした 様々な思いについに 空が堪えきれなくなったのである 角を曲がったきり いなくなってしまう人がいる 急いで駆…
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