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文芸広場
俳句・詩・小説・エッセイ等あなたの想いや作品をお寄せください。
新着記事
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- 金木犀 (2015年12月03日)
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花が咲いているのが分かるのは あたりに漂うその香りです 藤の花房にはクマンバチが 菜の花には紋白蝶が訪れます 金木犀には何故か虫たちの姿はありません 良い香りはその家だけでなく 通りがかりの人を楽しませます 早朝は新聞配達の人を少し幸せにします 犬を連れての散歩道 香道など知らない私でも いいなあと感じるのですから 食べられない…
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- リンゴのかじり痕(2015年11月27日)
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荷物を持ちましょうか?から始まった。 十年以上前のはなし。電車で隣の男のひとに話し掛けられた。50代後半だろうか。別に持ってもらうほどでもないし、知らないひとにそう言われても困る。辞退した。でも、その先も話し掛けてくる。そのひとは、手にリンゴだけを持っている。かなり身軽。そういう問題でもないか。でも、何故リンゴ?しかも齧ったあとが付いてるし。わたしの視線に…
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- 大丈夫(2015年11月24日)
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大丈夫だよ、私はひとりで何でも出来る。 大丈夫だよ、私はくじけず進んでいける。大丈夫だよ!大丈夫だよ!いつも自分に言い聞かせていた。 子供たちが生まれてからは大丈夫だよ、お母さんが見ててあげるからやってごらん。大丈夫だよ、君ならきっと出来る。大丈夫だよ、もしも上手くいかなかったらここへ戻っておいで。またチャレンジすればいいから。大丈夫だよ、大丈夫だよ…
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- 妄想は身を助ける(2015年11月21日)
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妄想の「妄」の字には女が。男性よりも女性の方が妄想好きなのか? かくいうわたしも妄想好き。かなりの。 妄想も使い方次第で自分を助けてくれる。かつて高齢者施設に数ヶ月勤務したことがある。利用者のなかには、体重の重い方もいらっしゃる。力が強くない自分は、ベットから車椅子に移って頂く際にかなり大変だった。まだ新人だったので、自分の身体を上手につかう術も未熟…
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- 咲いた花 (2015年11月20日)
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冬がやって来るというのになぜかあたたかい。 そのせいなのか、ふと見ると、私の近くの花壇には見たことのない花が咲いていた。 「いつから花を咲かせていたのだろうか」。 そう、この花は、強い雑草だったはず。 踏まれては倒れ、水をやっては元気になり、時にそっぽを向くような、春夏秋冬、面白い、目が離せない雑草だった。 「 誰かが毎日、水や肥料をあげた…
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- 愛の序章(2015年11月19日)
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とにかく怖かった。周り中が怖かった。いつもいい子でいないと怒られた。だから自分の感情を殺した。ずっといい子の自分を演じていた。しかし、いつしか演じることにも疲れてしまった。 そんな時子供たちが、「もう、自分の好きなように生きていいよ」と言った。私の心の中を見透かされた気がした。 そして私は生まれ変わった。自分の人生を生きてみようと。自分の気持ちに…
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- ヤオコー川越美術館を訪れて(2015年11月18日)
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芸術の秋、ヤオコー川越美術館に足を運ぶ。目的はセンセーショナルな絵画に会いたくて。 (センセーショナルな絵画に出会うhttp://www.qualitysaitama.com/society/23244) そう、「生きる」と「老いる」を実際に鑑賞するため。 不意に訪れた作品との対面に思わず「怖い」とつぶやいてしまった。 正直、見てはいけないも…
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- シュフ・まりのつぶやきメニュー♥悲しい出来事(2015年11月16日)
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また、人による悲しい悲しい出来事が起こった。世界中ライトアップで、ネットでも個人のアイコンやプロフィール写真までもトリコロールの色に染まり、哀悼の念に沈んだ。強い衝撃と怒り。テロは理屈抜きの最悪行為!何故、この報復という名のテロの連鎖が続くのか。もうこれ以上犠牲者を出さないでください!地球は、もっと大変なんだから。 こんなことがあったのに、休日にお店で…
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- キッチンの蛇口とお風呂の蛇口(2015年11月14日)
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キッチンの蛇口が勢いよく、高く噴き出す。 噴き出すというか、噴き荒れるといったほうが適切であろう。 まるで噴水のように、いや噴水ほど美しくない。 助けて、助けて、と叫んでいる。うるさい。今すぐに助けるから待ってやがれ。 何のことはない。単なる故障である。 すぐにレスキュー隊が来る。 水道は落ち着きを取り戻し、いつもの自分に戻る。 その後…
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- 廊下は止まれない(2015年11月13日)
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娘が、廊下を止まれない男子に勢いよく衝突された。よろめいて、壁に頭をぶつけて倒れた。大事にはならずに済んだが。 さて、わたしも老化を止まれないのだ。ダジャレから始まるこころの余裕はまだある。 この頃、家で、言われたことを忘れることが多い。子どもたちから脳の検査をしてもらうようにとお願いされた。わざわざ検査する必要もないのでは?とも思った。しかし、…
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