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文芸広場
俳句・詩・小説・エッセイ等あなたの想いや作品をお寄せください。
新着記事
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- 降り続く雨 作・雪んこ（2015年04月15日）
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その日から雨が降る 雨がずっと降り続く 僕のたくさんの涙のように 僕のたくさん悔しさをのせて たくさんのひとの涙のように たくさんのひとの思いをのせて 雨は降り続ける 新たな決意へのたくさんのエールをのせて やまない雨はない 清々しい真っ青な空とともに 雨はやむ…
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- 試練 作・蝶々夫人（2015年04月14日）
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綺麗きれいと言ってるうちに サクラも散り 野辺も青くなる近頃 逆戻りの日が続いています 雪も降り雨も降り 肩をすぼめる日も多々ありました そんな中一人の青年に大きな試練がありました 本人の胸中ははかりしれません 涙があふれそうで一言も声をかける事ができません だまってそっとそばにいるだけの力しかありません でも青年は立派でした 過去は過…
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- 陽春 作・蝶々夫人（2015年03月30日）
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麗らかな春の陽気に誘われて 別所沼畔をひとまわり キラキラと沼面は輝き 噴水も元気に飛び散り 糸垂れる釣り人も満足 白い可愛いスノーボール 色とりどりのストック 可憐さを競うスイートピー チュ－リップもお披露目を待っている そしてサクラもまもなくこんにちは 陽春を彩る花たち 幼子の声も響き 好きなうたを口ずさみながら 心地よ…
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- 手帖 作・雪んこ（2015年03月29日）
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僕は春に生まれた そしてずっと夏を突っ走ってきた そんな僕には手帖が欠かせなかった 忙しい僕には手帖が当たり前だった 夏を生きていた僕に 寒い寒い冬が突如として訪れた その冬は僕に立ち止まれと言っていたのか 命の儚さと命の尊さを教えてくれた 生きることをあきらめなかった僕に 神様からようやく心地良い秋が贈られた そして僕は…
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- さくら 作・蝶々夫人（2015年03月21日）
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寒い寒いとおもっていても ひと雨降る度に春はドアを開けて入ってくる さくらの蕾もだんだんふくらみ 足元の花達も色ずきあい まわりも華やかに明るくなる 母はさくらが大好きだった 自分の娘にはさくらと名ずけたいと でも易占いで諦めた さくらの季節になると必ずさくらの花が花瓶の中に さくらは枝の形もいいしどんな花といけても失敗しないの いけ…
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- たぁ坊のひとりごと。（2015年03月13日）
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会社名の入った車両やユニフォームを良く見かける。 何気なく目に飛び込んでくる会社名。 先日対称的な二つの出来事があった。 もみじマークの車をいたわる運転をしていたA社と、信号が変わってしまったのをちょっと見過ごした車に割れんばかりにクラクションを鳴らし続けたB社。 A社は「素敵な会社なんだろうな」「スタッフが仲の良い会社だろうな」などと想いを巡ら…
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- 国籍作・大畑ヨシオ（2015年03月05日）
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自分は今、生きものです アメ―バ―でもなく 蛇でもなく ゴキブリでもなく 人間です 自分で選ぶ事はできなかったのです 生まれた以上は一つでも 誇りになるものが欲しいと思います 自分に誇るべきものが見つからない場合は 大きな会社 著名な家柄など あやかりのあるものを探します 自分を誇り国籍を誇りたいと思います しかし自分自身に誇るもの…
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- ミセス静のささやき（2015年03月04日）
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アぁ…終わった 無事試験を受けることができて良かったと、公立高校受験生の親御さんにしたら、今日という日がずいぶん遠くに感じられた事でしょう。受験生達も後ろからいろいろなものにどんどん押され転びそうになったり転んだ人もいるでしょう。転んで起きることができず涙を流した人もいるはずです。まだまだ人生は長い。負けないでと大きな声援をおくりたい。 かと思えば、…
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- 男の明暗 作・雪んこ（2015年02月22日）
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男はその時ペンを握っていた。 文字を書くためにペンを握ったにもかかわらず、そのペンを動かすことさえ、泣くことさえできなかった。そう、それは「悔しさ」というものが男に襲いかかり、身動きができなかったのだ。 悔しさは時間がたつごとにさらに波のように押し寄せてきた。高波のように心臓の鼓動が激しく脈打った。そしてペンを動かさなければいけない己との葛藤が続…
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- お釈迦さまの前の動物たち作・大畑ヨシオ（2015年02月18日）
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動物の言葉が分かる人間がいるという その噂を聞いて 狼が二匹 猿が三匹 猫が五匹 木の枝にはカラスが一羽 茂みの中にはスズメが七羽 空には鷲が輪を描いていた 離れたところに ウサギが二匹 ネズミが十匹 狼や猫を警戒して聞いていた 全ての動物に通じる言葉はない 狼には狼語 ネズミにはネズミ語があった 猫はお釈迦さまの説法が…
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