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新着記事
- 選挙は弱者の特権のとき(2023年03月04日)
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あと一カ月で統一地方選。何とも低調で燃えない。もちろん人物がいないのはさておき、何のためにこの人が立候補したのか見えてこないのも事実だ。「主人が亡くなってしまったので、弔い選挙です」と叫ぶ人。負けてからとっくに死んでしまっているのに弔い選挙かと首をひねる。とにかく有権者を引き付けない。独りぼっちの戦が多すぎる。政策然り。この時代どれだけ多くの人が苦しんでいる…
- 菜の花忌と桜桃忌(2023年02月20日)
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2月の12日は確か司馬さんの菜の花忌だったか。司馬さんは春盛りの菜の花を愛した。あの明るさ。桜が短い命を予感した美しさとは対照的だ。司馬さんは貧家から身を起こし、豪商にまでのぼりつめた高田屋嘉兵衛を菜の花の沖と表現した。とにかく、幕末から明治の快男児が好きだった。あのリズムかるな文体が私を含めて、多くの人達に勇気と共感を与えた。そして、来たる6月は明治人とは…
- 余話的議員はいらない(2023年02月07日)
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地方議員のなりてが少ないらしい。統一地方選まで実質2ヶ月。心なしか静かな日々が続いている。何故少ないのか。ずばり、魅力にとぼしいからだ。しかし、本気になれば、こんなやりがいのある仕事はない筈なのだ。日常の仕事は常に選挙につながっていることを考えると、決して割に合う仕事ではないのかもしれない。議員の数が多すぎるのが要因の一つだ。数を大幅に減らせば収入も大幅に…
- 梅と地方議員(2023年01月26日)
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梅の季節がやってきた。冬ざれの野に梅の木が立つ姿こそ、何かパワーをもらえる気がしてならない。梅こそ、その栄養価は万能に近いと言っても言い過ぎではないだろう。乳酸菌からはじまって腸内浄化。インフルエンザにもかなり防波堤の役割を果たしているという。和歌山の友人はよく、南高梅の自慢をしていた。梅の時はその友を思い出す時でもある。しかし近年、梅を好む人が少なくなった…
- 元副知事関口一郎伝 武蔵野の月(2023年01月16日)
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先日、「武蔵野の月」というタイトルの伝記が送られてきた。タイトルといい、表紙のデザインといい、詩集か文芸書のような美しい本だった。畑知事や土屋知事の時代、筆頭部長をはじめ、副知事にまで昇りつめた今年88歳になる関口一郎氏の自叙伝だった。自叙伝には、いやな思い出をいくつか持っている私だが、関口さんのは違った。控え目、控え目に己を語り、埼玉の時代を語り、まさに生…
- 箱根山が言葉で動いた(2023年01月08日)
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今年も箱根山は燃えた。心身ともに頑強な若者達の祭典は、勝つか負けるかはさておき、人はどれだけ苦しさに耐えられるか。挑戦こそ人生だということが肌に迫って、自分自身の箱根山を想起させる。そして、生きていく中で、体力や心の力のほかに、他からの励ましや、言葉のもつ重要性を改めて考えさせられる。駒澤大学の勝利の一因は、大八木監督の人間力と言葉学にあった。この人の言葉で…
- 議会と不信任とワンコイン(2022年12月28日)
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地方の政治が民主主義の学校だ。かつてより、地方が優れれば国も良くなると、政治学者も唱えてきた。地方政治の失敗は民主主義の傷となる。 傷と言えば、坂戸市議会のかすり傷にもならない後味の悪い傷だ。多数の人々の勇み足といわれても仕方あるまい。 議員の身分に関する処置は慎重すぎるぐらい慎重でなければならない筈だ。民主主義が民主暴力になる事だけは避けなければならな…
- 自民党現役が10人落選(2022年12月13日)
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ただごとではない。県議選とはいえ自民党現職が10人落選とは。茨木県議選は来年の統一選の前哨戦とみられていただけに、自民党は慌てている。埼玉でも自民党の苦戦を強いられるのは必須だ。 500円玉と騒がれた坂戸は大丈夫か。2人区で自民党が独占しているところはどうか。政治家は落ちればただの人以下だ。岸田首相の責任は重い。たかが地方選されど地方選なのだ。この辺で…
- 行田の市長選(2022年12月01日)
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月日の流れの早さはシャンソンのミラボー橋の下一節のようだ。日が行き月が去り、過ぎた昔の恋はかえらない♪・・・ あっという間に4ヶ月後は統一地方選だ。あたかも米ツキバッタのように頭を下げだす人が増えてきた。米ツキバッタの恋の季節だ。 それにしても行田はあんな小さい町に五人も六人も市長選に出るそうだ。 裏を返せば、候補者同士が馬鹿にし合っている証拠だ。尊敬…
- 加瀬先生追記(2022年11月22日)
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チャーチルを尊敬なさっていた。大のハマキ好きだった。時々ゆらゆらのぼっていくハマキの煙の先を眺めては思索にふけっていた。その姿が何ともかっこよかった。チャーチルの話になると止まらなかった。チャーチルのユーモア、そして男性的な果敢な勇気をいつも称賛していた。そして、昼間からアルコールをたしなんでいた。そのせいか、流れるように本場仕込みの英語を得意としていた。…
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