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新着記事
- 地方の帝王 ―市長の事情― part3(3)(2013年03月25日)
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時が過ぎた。昭和25年頃の日本は敗戦後5年ぐらいしか経っていなかったから、貧しさは極みに達していた。例えば、弁当にしても白米もなかったし、おかずは梅干しに何か一品つけたら上等の方だった。さつまいもたったの一本という同級生もかなりいた。その頃、役場の小使いさんをしていた息子は役場の職員達の残したおかずを寄せあつめて持ってきて、一番豪華だった。朝鮮人だった同級生…
- さいたま市散歩梅、桜、そして柳(2013年03月19日)
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桜の開花がかなり早まりそうとの報が気になり、桜の名所、大宮公園に出かけてみた。3月半ば近くのこの日、まだ開花のきざしは見られなかった。それではと、産業道路を渡り、見沼代用水の東側の大宮第二公園へ。ここは桜よりも梅で知られる。ピークを過ぎつつあったものの、赤、白、ピンクの花と、園内に漂うほのかな香りを十分に楽しめた。 氷川神社からこの辺りにかけては、さい…
- 地方の帝王 ―市長の事情― part3(2)(2013年03月14日)
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マッカーサーは敵の大将だ。その大将に私の父は尊敬の念をもって視線をむけた。マッカーサーは、私に近づいた。魔王のような太い大きな手が私の頭におかれた。そして、撫でた。私は、その大きな格好の良い男を見上げた。「ユーアー、グッドボーイ」。私は形容しがたい嬉しさでいっぱいになった。「サーキュー、サアー、ゼネラル」父は感動して、マッカーサーに深々と頭を下げた。マッカ…
- 地方の帝王 ―市長の事情― part3(1)(2013年03月05日)
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「男のコーヒータイム」の執筆依頼を受けた時、はっきりいって私はある種の戸惑いを覚えた。なぜなら、このコーヒータイムという響きがなんともいえない粋さと、私自身のコーヒータイムとの出会いがあまりにも懐かしいものとなっていたからだ。 私とコーヒーとの出会いは古い。日本が敗戦して間もない頃、私は両親に連れられて銀座の松坂屋に行った。今から思えばずいぶん贅沢な話だ…
- 埼玉の余話2013.3.1(2013年03月01日)
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中森さんという人が又市長選に出馬する。さいたま市の選挙だ。自民党がモタモタしているから、彼女としては先制パンチをくれたのかもしれない。すでに自民党に推薦依頼をだしているらしい。一方自民党も、といってもあくまで県連の一部のコメントだが「中森氏がでても大勢に影響はない」と知らぬ顔の半兵衛をきめこんでいる。さらにさいたま市議団のボス的存在といわれている青葉氏も、一…
- Do you know パッキャオ?(2013年02月23日)
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ある東洋人ボクサーのドキュメンタリーをNHKが地上波とBSで放送していた。BSのほうは2時間の拡大版だった。その選手はフィリピン人のマニー・パッキャオ。ライトフライ級(体重48.99kg以下)でデビュー、フライ級(50.8kg以下)で世界チャンピオンになったのを手始めに、次々にクラスを上げて王座に就き、スーパーウェルター級(69.85kg以下)まで6階級の…
- 埼玉の余話2013.2.21(2013年02月21日)
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自民党主党の埼玉県連。といっても国会議員は入っていない。県議だけの幹部がさいたま市長選に県連幹事長で県議の長沼氏を出馬させることで一致した。ところが、その後の埼玉県議会の自民党県議団の会議では長沼氏の“な”の字もでなかったらしい。そもそも、さいたま市長選は5月、自民党にとってもっとも重要な参議院選は7月。たった2カ月目に天下分け目の参議院選を控えているのだ。…
- ことわざ徒然~(2013年02月11日)
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人それぞれに深く納得していることわざがあるのではないでしょうか。 私自身にとってはそのひとつに立って(起きて)半畳、寝て一畳というものがあります。 父に教わったと記憶していますが、昭和ひとけたの父も好きだったことわざでした。 改めて意味を調べ直してみると、人が立っている時に必要なスペースは半畳、寝ても せいぜい一畳あれば十分である、そこから欲を戒…
- 埼玉の余話2013.02.06(2013年02月06日)
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2月3日の越生町長選は、既報の通り、新人で前教育長の新井氏が勝った。現職だった田島公子氏はたった1期で散った。失礼ながら田島氏の風評はかんばしくなかった。悪い意味での女性らしさが職員の志気を失わせた。悪い意味での女性らしさという表現はこの際適切でないかもしれない。女であるがゆえの欠点といった方がいいか。とにかく感情的で狭量。政治や行政に対する未熟さ、等々。も…
- ウチナージャンキー(2013年02月04日)
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11月上旬の土曜の都内居酒屋。泡盛をしたためながら三線とエイサー太鼓のしらべにのった沖縄民謡を聞いているとこれでいよいよ自分もウチナージャンキーの仲間入りだと思った。この夜の集いは石垣島をはじめとする八重山列島の鳩間島、黒島で民宿や船宿を経営する若手オーナーとそのお客さんたちがあつまる会であった。 2012年の9月末に遅い夏休みを取り、私はスキューバダ…
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