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埼玉の余話
コラム歴40年、埼玉の政治文化を知り尽くした編集長によるスパイシーコラム
新着記事
- 存在理由があるのか参議院(2015年09月28日)
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参議院の場をこどもたちには見せたくなかった。茶番の最たる光景だった。暴れる野党議員、飛び込みをする野党議員、さらには数珠をもって葬儀スタイルで投票するこれまた野党議員等々。これが参議院の姿なのだから参議院は無用とする声を理性的に受けとめることは容易である。そもそも参議院は良識の府ではない。そんなことはどこにも決められていない。 日本国憲法が定められた時、当…
- 警察官は最も尊い仕事なのに(2015年09月25日)
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埼玉の警察が著しく市民の信頼を失ってしまった。 ひとつは警察官の殺人事件。ひとつは熊谷での殺人事件に対する処し方の至らなさ。 わたしたちは、国の安全の多くを自衛隊に頼っている。頼るということは信頼しているということだ。かつて自衛隊は違憲だと声高に叫んでいた政党がいたが、なんという無責任政党かとあきれていたことがあった。そして、市民生活の安全はまちがいなく…
- 元大宮市長新藤さんの本(2015年09月18日)
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元大宮市長の新藤さんがさいたま市誕生のいきさつを書いた本を出版した。 我々がいままで知りえなかった秘話でうずめられているが、どうも後味が悪い。何故か。 ひとつは歴史的事実は百パーセント事実ではないこと。まして政治家だったひとが書いたものは、常に自分を正義の中心かのような書き方をするし、感情移入も相当なものになってしまうからだ。あとひとつは、政敵だった相手…
- それこそ法律違反の議長一年交替(2015年09月03日)
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九月は県も市町村も九月定例会が開催される。 この議会ではほとんどが、新しい議長によって運営される。そして一年たつと、次にまた新しい議長にバトンタッチ。しかし、この一年交代の議長慣習は明らかに法律違反なのだ。何故なら地方自治法103条によって、議長、副議長の任期は議員の任期とすると決められているからだ。 議員の任期すなわち4年。これは、地方議会が条例をつく…
- ああ自民党(2015年08月14日)
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作家で昭和史に詳しい半藤一利さん(85歳)は、「明治から昭和にかけての歴史は日露戦争(1904~1905)でいったん切った方がわかりやすい」と読売新聞に書いた。日本が「一等国」に仲間入りしたという意識と熱気がその後の太平洋戦争の負けの時まで暴走させてしまったというのだ。この指摘は正しいと思った。 今回の知事選。自民党はこの半世紀の知事選でワーストワンの…
- 埼玉の余話2015.8.6 「王者は王者らしく」(2015年08月06日)
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知事選がデッドヒートとなって酷暑の夏を余計暑くしていると思いきや、かなり冷房が効いてしまった情況を呈している。 争点があまりにも小さいし、真の埼玉の未来を創る論争がなされてないからだ。 そもそも自粛条例を前代未聞と訴えても我々の耳にはずしりと入ってこない。 周囲の状況が自粛するようなものでなくなったら当然状況を優先させるのが政治だ。 何故、知事選かと…
- 埼玉の余話2015.7.31 「メディアがつくる虚像―知事選」(2015年07月31日)
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知事選が折り返し点にきた。首をかしげたくなるのは、知事選の争点は多選の是非と決めつける大手メディアの姿勢だ。そしてまた条例破りとまで言い切っている。もし、自民党がそれ等のことを本気で争うというならば、先日全戸に配布された選挙公報に反上田陣営は堂々と載せて、県民に問うべきだ。しかし、残念ながら、その文言は見つからない。当然ながら、選挙は本気の戦いだったからこそ…
- 埼玉の余話2015.7.28 「知事選と不争の徳」(2015年07月28日)
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何故、いま知事選なのか。かなりの有権者がそう思っている。少し荒っぽいいい方をすれば、自民党県議団が上田知事にケンカを売ったからだろう。理由は県の計画した公園が某大物前県議の土地がからんでいるからおかしいというところかららしい。しかし某前県議と、現職の某県議との主導権争いがあり、元県議は敗北。先日の県議選でも落選してしまった。そして、多選自粛条例をつくった上田…
- 埼玉の余話2015.7.22 「上田さんのこと」(2015年07月22日)
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上田さんは九州男児の典型。政治家だから外面はソフト。しかし、内面はかなり激しい。烈士といってもよい。何しろ昔、4回も衆議院選挙に出てみな敗れた。ふつうなら5回目は出馬しない。よほどの志と魂と体力、気力がなければ決して挑戦なぞできない。常人のなせる技ではない。しかし、この人、負けるたびに自分を磨いた。結果、衆議院に当選、論客としてその名をほしいままにした。だか…
- 埼玉の余話2015.6.24 「突張りと突張ね」(2015年06月24日)
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知事選はさておき、議会制民主主義とは一体何かを冷静に考えてみたい。 知事と議会は車の両輪の筈だ。互いの協力なしには車は進む筈がない。黒か白かの決着の仕方は子どもの所業。政治という最も大人の所業を要する事とは程遠いのだ。 池波文学は何故、人気を博しているのか。 「盗人達の所業を取締りながら、鬼平もまた、あやまちを犯す人間なんだよ。決して黒か白かで決めつけ…
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