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埼玉の余話
コラム歴40年、埼玉の政治文化を知り尽くした編集長によるスパイシーコラム
新着記事
- 地方の帝王と小僧の心(2023年10月27日)
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所沢市長選は現職が鮮やかに散った。嫌な戦いだった。敗れるなら批判をまともにうけて、まいったと去るがいい。やはり、現職のたるみ、油断が選挙戦に限らず、現職中に随所みられた。角川グループの所沢進出も、やはり現職のおごりに火をつけた。市長とか県議とかいわゆる地方の帝王たちには、民意を見誤るのが常だ。戸田前市長の神保先生は別格だった。だからこそ5期を全うした。現職中…
- 解散風は秋風にのってくる(2023年10月03日)
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秋風が少し吹きはじめた。この秋風につられて、解散の風も吹きはじめる準備をしている。首相は珍しく、タイミングが良さそうな姿勢をとりはじめた。経済政策。すなわち目玉は減税だ。政治の妙手、森山総務会長はすかさず「減税は解散の大義になりうる」とアドバルーンを秋空にあげた。減税に野党は反対できる筈がない。一方、いままで静かだった立憲の枝野氏が野党の党首に返りたがってい…
- 慶応高校は農業高等高校だった(2023年09月01日)
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甲子園を制したのはやはり慶応高校だった。やはりはあくまで私の予感と主観ということだ。神奈川県代表ということだが、埼玉と慶応は縁が深いということを知っている人達は意外と少ない。埼玉県の志木市にも慶応はしっかりとある。もともと農業高等学校だった。受験の難易度も全国有数。戦後まもないスタートだった。にもかかわらず、この世代の意地悪き輩は「もともとは農業高校だったく…
- 蓮田の天才(2023年08月03日)
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蓮田には偉人、変人、天才と言われる人がでていて、面白い。天野先生は心臓病の名医として、上皇明仁様の手術を成功させた。有名な話だ。まさに偉人としてふさわしい。若干手前味噌になるが、弊社の設立に加わった大畑氏は野の天才だ。この人は物理、化学、文学、何でも知りぬいて、政治にも鋭い慧眼をもっている。政治家には厳しい。筆者もこの人の話にはいつもうなずいている。ヒューマ…
- 恋人をみつけた(2023年07月06日)
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久しぶりに恋人を見つけた 年齢はどうでもいい。冷房の効いた茶房でその人は1年のうち200日は同じテーブルで同じコーヒーを飲んでいた。そして決まって若山牧水あたりの歌集とにらめっこをしていた。にらめっこと言ってしまえばそれまでだが、活字を追うしぐさが何とも艶っぽかった。そういえば昭和の初期、住友財閥の大宰頭川田順は70歳を過ぎて美しき歌人と激しい恋に落ち…
- LGBT法案(2023年06月09日)
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例えば男が男しか愛せないとしても、それはそれで仕方あるまい。それこそ、愛の多様性がなかったら、人の世は乾燥しすぎてつまらない。しかし、同性同志の結婚が大手を振ってまかり通ったら、それはそれで如何か。時代に逆らう気もないが、違法かどうかということまでいくと、愛が何とも寂しくないか。政治の場で、どうしてLGBT法案なるものを急ぐのか。相も変わらず野党はこういう時…
- 人生は運の強弱で決まる(2023年05月17日)
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統一選挙も終わった。運の悪い人は落ちた。勝負の神の審判は厳しい。当選間違いなしと言われたAさんも、事務所にはたくさんの人が出入りをしていたが、見事に落選の憂き目をみた。財あり、学あり、笑顔なし、運なしの典型の人だった。というより、あまりにも態度が横柄だから、運がどんどん逃げていった。本人はいまだに自分の不徳に気付いていない。事業も同じ。笑う門には必ず福がくる…
- 雄弁こそ政治家のいのち(2023年03月30日)
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演説が消えた。 今の主流は説明だ。説明会が選挙だ。政治家の武器は演説のはずだ。演説で引き寄せ、政策をにじませる。今は、そんな手間はかけないで安っぽい説明術で逃げている。何の苦労も知らないのだ。したがって、政治の質が落ち、政治家の仮面をつけたつまらない人間が政治家になってしまう。表現力のない人間は政治家になるべきではない。田中角栄は言うまでもなく安倍晋三で…
- 選挙は弱者の特権のとき(2023年03月04日)
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あと一カ月で統一地方選。何とも低調で燃えない。もちろん人物がいないのはさておき、何のためにこの人が立候補したのか見えてこないのも事実だ。「主人が亡くなってしまったので、弔い選挙です」と叫ぶ人。負けてからとっくに死んでしまっているのに弔い選挙かと首をひねる。とにかく有権者を引き付けない。独りぼっちの戦が多すぎる。政策然り。この時代どれだけ多くの人が苦しんでいる…
- 余話的議員はいらない(2023年02月07日)
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地方議員のなりてが少ないらしい。統一地方選まで実質2ヶ月。心なしか静かな日々が続いている。何故少ないのか。ずばり、魅力にとぼしいからだ。しかし、本気になれば、こんなやりがいのある仕事はない筈なのだ。日常の仕事は常に選挙につながっていることを考えると、決して割に合う仕事ではないのかもしれない。議員の数が多すぎるのが要因の一つだ。数を大幅に減らせば収入も大幅に…
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