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埼玉の余話
コラム歴40年、埼玉の政治文化を知り尽くした編集長によるスパイシーコラム
新着記事
- 埼玉の余話2013.12.28(2013年12月28日)
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川口市長、岡村幸四郎氏の逝去はあまりにも急だった。少なくとも表面的には。奥様に腎臓移植をした時には得意満面だったが、内心は辛かったのだろう。政治家とは因果なもので、美談として世に伝わる方が自分の苦しみよりありがたいのだ。しかし、無理をすれば体は狂う。政治的野心と反比例して岡村氏の体は衰退していった。知事選か、参議院選か、他人は騒いだが、政治家にとって必要な要…
- 埼玉の余話2013.12.17(2013年12月17日)
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福岡友次郎先生が亡くなった。享年91歳だった。福岡先生は三郷市の市議、議長をつとめた後、埼玉県議会議員になった。県庁では県議会議員を先生と呼ぶ習慣があって、どんな愚劣な県議会議員でも県庁マンからは先生と呼ばれていた。もっとも大先生と呼ばれるようになると、まちがいなく馬鹿者扱いで、県庁マン達は家に帰ったり、仲間同士の一杯会では、飲べえ達のつまみになった。「先生…
- 埼玉の余話2013.12.6(2013年12月06日)
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世の中をまちがわないようにしていくのがメディアの大きな役割だ。しかしその通りにはいかないなとつくづく思ったのは12月6日付けの読売の記事だ。強行採択に賛意を示しながら民主党のあり方を批判し、さらにかえす刀で他の野党の姿勢を一刀両断。民主主義は数だから、今回の自公のやり方は正しいそうだ。本当にそうか?数だけか?だとしたら選挙で勝負が決まったら負け組は議会にでる…
- 埼玉の余話2013.11.28(2013年11月28日)
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世に、「絶対ということはない」というが、ある。生あるもの必ず滅す。死ということだ。そして流転。変化してやまないことだ。無常ということ。やはり常はないということだ。月も満ちれば必ず欠ける。この世の摂理をわかっていても、人はついつい忘れてしまって有頂天になるものだ。猪瀬都知事もその典型だ。知事選圧勝、東京オリンピック誘致確定と成功への階段をかけのぼった。有頂天の…
- 埼玉の余話2013.11.21(2013年11月21日)
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埼玉の政治も水面下で静かに動いている。そもそも歴史は夜つくられるという言葉にもあるように、大事な事はまず水面下で動き、やがて観測気球やアドバルーンがあげられ、地上に降りてくるものだ。もちろんその逆もあるが。上田知事が「四選は考えていない」ということは「四選も視野に入れている」と同義語だ。もし、本当に考えていなければ、絶対出馬しないと断言する筈だ。もっとも政治…
- 埼玉の余話2013.11.12(2013年11月12日)
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島倉千代子さんが逝ってしまった。まさに波乱万丈の人生だった。だからこそ「人生いろいろ」を彼女が唱うと妙な説得力があった。そして多くの人達の共感を得た。小泉元総理まで国会答弁で「人生いろいろ」と答えた。山があり谷があるのが人生だ。喜びの次には悲しみが待っており、悲しみや苦しみの後には笑いが待ちうけているのだ。先日プロ野球で楽天がシリーズ優勝した。三木谷オーナー…
- 埼玉の余話2013.11.4(2013年11月04日)
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楽天が勝った。日本一になった。巨大で巨力の巨人軍を敗った。凄かった。楽天の執念、意地、情念の勝利だった。東北の空に舞いたいと言い放ち、そして誓った監督、星野は一瞬星になった。東北の鎮魂の星となった。舞い降りた星野は完全なスターとなって笑いそして泣いた。政治の無力があぶり出された。東北の復興への政治の拙さを野球という一大イベントが国民の前に示した。さいたまはツ…
- 埼玉の余話2013.10.31(2013年10月31日)
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情けなや埼玉の自民党!各種マスコミもメディアも嘲笑っているかのような報道ぶりだ。「どうしたのだ自民党!」長年自民党を支援してきた町の長老が怒りをぶちまけている。連敗続きの市長選に我慢できなくなったのだ。しかし、別におかしなことではあるまい。昨年の選挙で圧勝とはいえ、他党のだらしなさが自民党を浮上させただけなのだ。ギッタンバッコのように相手が沈み過ぎれば、その…
- 埼玉の余話2013.10.24(2013年10月24日)
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阪急阪神ホテルズの食品偽装事件を軽くみるべきではない。コンプライアンスの劣化もいいとこだ。役員は責任を取って減俸処分となるそうだが、軽すぎる。要するにペテンにかけていたということだ。ペテンは、いかさま。詐欺だ。しかも有名なホテルのレストランだけに、罪は深い。食材は調理してしまえば殆どわからないというから、恐ろしい話しで、有ってはならないことだ。まだまだペテン…
- 埼玉の余話2013.10.22(2013年10月22日)
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昨年、自民党が政権を奪還し、ようやく日本の政治にも明るい展望がひらけてきたようだが、埼玉の自民党はどうもおかしい。5月のさいたま市長選を皮切りに首長選はほとんど負け戦だ。本気で政治をやっているのかその姿勢を疑う人達はかなりにのぼっている。世の中は負けに不思議なし、勝ちに不思議ありと言われるほど複雑だということがわかっていないのではなかろうか。だからこそ、勝っ…
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