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埼玉の余話
コラム歴40年、埼玉の政治文化を知り尽くした編集長によるスパイシーコラム
新着記事
- 埼玉の余話2013.10.10(2013年10月10日)
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県議会や市議会に於ける野党の存在とは何か、ということを考えさせられている。地方議会に於ける与党、野党というしきりは、理論的にはありえない。地方議会は荒っぽい表現をすれば大統領制のもとにおける議会だからだ。即ち、建て前から言ったら、是々非々の立場をそれぞれがとるのだが、現実には多数を持っている政党や会派が指導権をにぎって、結果において与党的になることが多い。問…
- 埼玉の余話2013.10.3(2013年10月03日)
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県議の質問の優劣はそのまま議員の資質となる。議する場の議場は真剣勝負の場となる。質す立場の議員。答える立場の執行部。議会の見どころだ。しかし、残念ながら現実は少し異なる。執行部と議会で内々の打ち合わせがあって、お互いの妥協点をさぐる。だから緊張感に欠けてしまうのだ。さらに、議員の側の調査能力、学習能力に問題があると焦点がボヤケて、何の為の質問なのだろうかと議…
- 埼玉の余話2013.9.25(2013年09月27日)
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上田知事三選の任期が二年をきった。四選出馬するのか否かがにわかにとりざたされてきている。四選は多選なのか? もし多選としたら、多選は悪かが問われなければならない。この場合、一般論を論じてもさして意味はない。問題は多選されればされるほど、本人も側近も、身近な人達も優秀さを保てるのかどうかなのだ。正直、この優秀さを保てる人は稀といって過言ではあるまい。古今東西、…
- 埼玉の余話2013.9.19(2013年09月19日)
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断言していい、と言ったら少し厳しいかもしれない。ただ、今の状態のままで民主党もみんなの党も維新の会も先はない。未来は先の先の事だから、これ等の政党の未来なぞ程遠いのだ。その前に、政党とは何かということも自らの胸に問うことだ。少なくとも政党である以上、地方の組織が根付いていることが条件だが、まあ百歩譲って少しくらい根っこがあって当然だ。しかし、根っこどころか幻…
- 埼玉の余話2013.9.11(2013年09月12日)
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覚悟という言葉が安売りされているような気がしてならない。参議院議員、二期目の栄誉を勝ち得た行田邦子女史の祝賀会でも、女史の口から「覚悟」が何回もとびだした。来賓の渡辺喜美代代議士も同じだった。はて、?覚悟がそんなにあるなら政党を何回も変える必要はなかったのではないだろうか。変えるたびに覚悟を真剣にもっていたとしたら、身も心ももたないからだ。覚悟とは道理を悟り…
- 埼玉の余話2013.9.1(2013年09月02日)
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武末さんが亡くなった。といってもこの人の名を知る人はごく限られた人達だ。元労働大臣山口敏夫氏が新自由クラブを創った時、もっとも早くこの運動に参加した人だった。山口さんの組織の青年部長として華々しく活躍した。建設業という仕事柄、親分肌で人の面倒見がよかった。だから「子分」なる人がかなりいた。スポーツで、県立飯能高校が高校野球で県下に名を馳せていた時、花のピッチ…
- 埼玉の余話2013.8.29(2013年08月29日)
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国会議員の秘書がやめていくのが目立ってきている。特に県西地区。わずか8カ月程度で、秘書氏達は離職するのか。彼らが一様に言うには「代議士先生は人使いが荒すぎる、と言うより、わかっていない」ということらしい。確かに政治家事務所の内情はひどい。まず秘書を怒鳴りつけることがトップの快感につながっていると思われても仕方ないほど、朝から攻撃的な姿勢をとっているのは事実だ…
- 埼玉の余話2013.7.13(2013年07月13日)
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一人の名物男が突然この世を後にした。労働大臣までつとめあげ、新自由クラブブームをまきおこしたかの山口敏夫氏の秘書・砂生健一さんだ。山口敏夫氏とは明治大学の同窓の誼もあって秘書になった。砂生さんの方が二年ぐらい先輩だった。はるかに四十数年前のことだ。彼の青春、彼の人生は山口敏夫氏と共にあったといってもいいほど、深かった。身体が大きくて山口さんは小さな体躯だった…
- 埼玉の余話2013.6.26(2013年06月26日)
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「日本一という港を目指すには引き続き私がやらなければならないという確固たる思いでいっぱいであります」ふじみ野市長、高畑さんの2期目を目指す決意表明だ。高畑さんは4年前、不沈空母といわれた島田前市長に体当たりして、沈めた。勝ったのだ。大方の予想を見事に覆した。島田さんは旧大井町長からふじみ野市長になり、地方の名士として、飛ぶ鳥も落とす勢いだっただけに県内の大き…
- 埼玉の余話2013.6.25(2013年06月25日)
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都議選は自民、公明の完勝に終った。かつての勝者は見るも無様な惨敗ぶりだった。自民が強いわけではない。野党が弱すぎるだけの話しだ。民主も維新も。これは一体政党なのかいと叫びたくなるほどだらしがなさすぎる。そうだ。社民もだ。二大政党制なんて虚構だ。二大とは二つの大だが、一大一極小ではないか。外国をみて、二大制を夢見たのは、かつての小沢一郎氏達だ。それに迎合した人…
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