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埼玉の余話
コラム歴40年、埼玉の政治文化を知り尽くした編集長によるスパイシーコラム
新着記事
- 参議院は知事だ(2022年07月18日)
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比例区代表なんてない方がいい。その意味を知っている者は一体何人いるのか。ましてドント方式で順位を決めるとなると、ますます比例区は遠くなってしまう。世の中のことはすべてシンプルイズベストなのだ。だから、二院制も、何故?がついてしまう。投票率をあげたかったら、まずは仕組みをシンプルにすべきだ。二院制と言えば、元埼玉県知事の上田さんが今回の参議院選で2位当選したの…
- 元参議院議員関根則之氏の死(2022年06月28日)
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参議院選が公示された。その数日前に、元参議院議員だった関根則之氏が亡くなった。92歳だった。この人ぐらい埼玉にゆかりの深い人はいなかった。 吉見町で生まれ、旧制松山中学(現 松山高校)を出て、浦和高校、東京大学法学部、自治省とエリートコースをまっしぐらに進んだ。当時、畑知事が五期目を目指していたが、自民党から担ぎ出されて知事選に出馬、30万以上の大差で…
- 拉致に立ち向かえ(2022年06月06日)
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北朝鮮による犯罪。すなわち拉致問題は、いまだに解決されていない。岸田さんのやる気もあてにならないし、信じるにあまりにも遠い。横田めぐみさんの父君も2年前に亡くなった。悲願を抱きつつ、他界をしてしまったのだ。母親の早紀江さんの日記も悲痛そのものだ。こんな時、地方政治はもっともっと強力に国に働きかけるのは重大な責務であるはずだ。参議院の候補達にも働きかけるべきだ…
- 参議院は必要なのか(2022年05月14日)
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政治の嵐は季節を問わず、必ず参議院選挙にあたるというジンクスがあるそうだ。その嵐を呼ぶ参議院選はあと50 日弱と迫った。 憲法改正の論議もさかんになってきたようだ。国民はもう一度冷静に今の二院制が本当に必要なのかどうかを考えるべきだ。戦勝国に押し付けられた憲法。その中の二院制。莫大な税金をかける価値の有無。衆議委との同一性 等。しかしこれも国会で是非を決め…
- 深谷と荒舩清十郎(2022年04月20日)
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運輸大臣の荒舩清十郎。当時はほとんど無名の深谷市に急行をとめてしまった。いくら自分の選挙区とはいえ、大胆すぎた。総理大臣は早速この奇想天外な大臣を首にした。「やはり野におけレンゲ草」荒舩の親分だった川島正次郎は名句をひねった。 それはそれ。真相は、荒船はこの深谷市に住宅団地、工業団地を誘致して県北のユートピアを創る構想をもち、そのための根回しも終えてい…
- 深谷市と荒舩清十郎(2022年04月15日)
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仕事柄かの有名な深谷市へ行くことが多くなった。高崎線に乗るとまずは人形のまち鴻巣に着く。かつては人形のまちとして名を馳せたが、何といっても政争の町として有名だった。中でも県議会のボス島田氏と市長だった佐藤氏の戦いは埼玉県選挙史に長く名をとどめる程熾烈なものだった。市民は一様に「恐い」といって両氏の名を出すことはタブーだった。その二人もすでに泉下の人となった…
- 統一選も民主主義の重要な学校だ(2022年03月28日)
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あと一年。統一選という大イベントがある。各政党はどの候補を公認するか、大変な作業を始めだしている。しかし、そんな候補者選びに早くも首をひねるようなことがおきて、心ある有権者を困惑させている。県北のある市では、もう政党の公認が決まっている。正式な県連の順序を踏んで決定したか否か。どうもそうではないらしい。おまけにこの市では市長選も相まって、骨肉の争いまで発展し…
- 95歳の青年(2022年03月05日)
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秋山先生と言えば95歳の青年だ。しかも現役のディベロッパー。バリバリだ。さらに政治家として、県会議員、議長、自民党幹事長等、花の道を歩んできた。歴代の知事や、国会議員とも親しく、孫も県会議員として活躍している。今も地方自治を守らねば日本の民主主義がダメになってしまうと憂いている。食欲もすごい。牛肉を2人前、ペロリと食べてニッコリ笑う。チャーミングな人なのだ。…
- 辻元さんと参議院(2022年02月10日)
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辻元さんが衆議院に落ちたから、今度は参議院になりたいとメディアは述べている。そして「参議院は大人しすぎる。もっとガンガン言わなきゃ」と息巻いている。いつも思うが、参議院の存在は衆議院をチェックするためのものだ。日本が敗戦後、新しい憲法素案の中で一院制を主張したが、マッカーサーに一蹴されて二院制になった歴史的経過がある。ともかく、当時の連合国は日本の骨抜き政策…
- 4選3羽がらすと呼ばれる3人の市長(2022年01月18日)
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先日、深谷の小島市長が無投票で4選をはたした。さいたま市の清水市長も昨年4選。ふじみ野市の高畑市長も4選の栄冠を勝ち取った。 この3人。3人とも最初の市長選は大殊勲だった。不沈空母といわれていたさいたま市の相川氏、ふじみ野市の島田氏、深谷の新井氏。いずれも地方の名だたるエリートだった。選挙前の予測は誰しもが、100人中100人がみな現役有利とふんでいた…
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