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埼玉の余話
コラム歴40年、埼玉の政治文化を知り尽くした編集長によるスパイシーコラム
新着記事
- 議員達は勉強すべし(2019年10月06日)
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県会にしろ市会にしろ議員の一般質問を聴いていると首をかしげたくなる質問がある。執行部は「それは間違いですよ」と間違っても言えないから「研究します」「検討します」とやわらかくかえす。例えば水処理についても、今の県営水道の処理が100点とは言えない。時代は微生物を求めていて、これが高度なのだが、そこまで質問者は深く勉強していない。今から半世紀前までは下水道に関し…
- 行田女史はどうするのか(2019年09月21日)
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知事選に出馬しようといちはやく準備を進めてきた行田邦子女史。ポスターも張り、選挙カーもつくり、宣言もし、まさにスタートする直前、突然の不出馬。あまり例のないことだ。さらに自民党が推す、青島健太氏を支持するとまで言いきった。これには行田支持者だけでなく、一般有権者も目を白黒させた。「体調不良というのはおかしい。これにはかなり深い裏がある」という憶測がまことしや…
- 渋沢栄一の「論語と算盤」が教えるもの(2019年09月11日)
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深谷が生んだ偉人、渋沢栄一翁が一万円札の肖像になるということで、今、深谷は凄い。埼玉の本屋でも渋沢翁の本が一番売れているという。「遅すぎる!」と深谷の市長は言いきる。確かに日本の資本主義を作った男—渋沢翁は日本史の中でもトップクラスの存在なのだが地味な存在だった。しかし、この偉人を調べれば調べるほど偉大なのだ。この偉人の偉大さは多くの会社や銀行、学校をつくっ…
- 離婚・再婚の政党劇(2019年08月23日)
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立憲民主党と国民民主党が同じ会派を組むことになったそうだ。結婚を前提とした交際をはじめようと言う訳なのだろう。自由民主党を除いたなんとか民主党はみな同じ仲間であり夫婦だった。だから又、同じサヤに戻っても新鮮味は全くない。それよりも失礼ながらウンザリ感のほうが深い。政党はもっと重いものだし、政党あってのそれこそ民主政治は言うまでもない。だからが新撰組が出てきた…
- 青島氏、大野氏の人物抄(2019年08月15日)
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知事選挙戦もあと10日。有力候補の二人。青島氏、大野氏の二人の出身校は同じ慶応大学。二人とも文武両道の人のようだ。この二人の特徴は、例えば青島氏が騎馬民族型。思い切った発想で思い切った決断をするタイプで、大野氏はしっかりと実務を積み上げていく農耕民族型か。だから上田氏の政策を真面目に遂行していくタイプのようだ。大野氏は盛んに政策を訴える。青島氏は大野氏のよう…
- 知事選はあくまで候補者の魅力度と期待度(2019年08月09日)
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行田邦子氏が突然知事選出馬をとりやめた。選挙雀達の間からは白から黒まで様々な憶測が聞こえてくる。しかし、何となく後味が悪いというのが大方の声だ。選挙。特にトップを決める選挙は調査や政党の組み合わせも充分参考になるが、決め手は候補者の魅力で決まるのだと思っている。いずれにしろ以前にも書いたが、行田氏はやはり台風の眼だった。知事選は青島、大野両氏の一騎打ちになっ…
- 次は知事選だ(2019年07月23日)
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少し不謹慎になるがおもしろいことがたくさんあった。今回の参議院選。ある女性候補は気の毒だった。才色兼備の彼女は西洋人形のようだった。活動中にも先輩から手とり足とり指導を受けていた。「もう遅いぞ!」とヤジがとんだ。れいわ新選組とかいう組織が出てきた。政治不信のあらわれだ。できないことだらけの公約がうけた。共産党まで手を差し伸べた。お粗末なのは、それなりの集団の…
- 政治家の眼力(2019年07月04日)
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いつの世も人を観る眼は難しい。特に政治家。政治家は囲炉裏端から帝国ホテルまでの様々な人間に接しなければならない。だからこそ眼が極めて必要となる。 大宮に住んでいたKは、希代の詐欺師だった。その男に県会議員だったA氏はすっかり騙された。まず学歴。R大が売りものだった。そして必ずと言っていいほど裏にまわってA氏の大悪口を吐いた。というよりささやき続けた。いつの…
- 知事選への管見(2019年06月18日)
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優れた若手の国会議員と会話をしていると政治に未来を感じる。しかし、目を開いて国会を見ると未来どころか失望的現実にぶつかってしまう。二大政党制なんてとても無理だ。野党が弱すぎる。したがって自民党がおごり高ぶる。官邸が強すぎて、自民党内部にも危惧を感じる。強くても7分ぐらい、いや6分ぐらいがいい。独断、独裁、独占等々。「独」はよくないのだ。埼玉ではいよいよ知事選…
- 第2東京タワー建設に夢破れた埼玉の人達(2019年06月01日)
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ちょうど今から15年前頃になるだろうか。いや、上田知事が誕生した頃だから13年前といった方が正しい。東京タワーのほかに仮称第2タワー建設の話が埼玉に持ち上がった。NHKと民間テレビ局5社が「在京6社、新タワー推進プロジェクト」を発足させたのだ。2003年だ。主力は東武鉄道だった。この誘致活動がすさまじかった。何故埼玉が浮上したか。結論だけいってしまえば、事業…
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