コラム …埼玉の余話
・県庁の企業局はやはり公営企業という企業だから、職員の姿勢もかなりサービスに気をつけていて、例えば企業局のそれぞれの部署の案内も実に丁寧にしてくれてありがたいという声が高い。上田知事の言葉に「行政は最大のサービス産業」というのが、企業局といわず他の部局もその精神を貫いていきたいとある部長が言っていた。
・埼玉県庁も建築されてから、かれこれ60年たつが、初めてエレベーターができたときは近所のお年寄りたちが珍しがってみんなで乗りに来たという。デパートでエレベーターガールが花形の時代があったが、県庁のエレベーター勤務の女性もかなりもてたという。存命だったら、80歳ぐらいになっているはずだ。
・ある県会議員の関係している会社が大きなトラブルを起こして、県議自身も相当ダメージを受けて困り果てているという。天はかなり公平に見ている場合もあるが、必ずしも正義に味方するとは限らない。だが、結論としてはかなりのバランスの配分をするのが天だと言う地の声が聞こえてくる。
・浦和の小料理屋でおかみが激怒した。客が消費税は上げるべきだと発言したからだ。酒場は男の社会大学だそうだが、この大学にはいろいろな意見があるのが特色だ。だから面白い。しかし、行政改革もやらなければ、ヘンなバラマキで景気対策をやって、その次は消費税だという政治に腹が立つというおかみの意見は説得力がある。その客も、おかみの論理には勝てず、寂しげにおちょこを唇にしていた。
・選挙は戦争に例えれば、地上戦と空中戦がかみ合ってこそ勝つと言う。しかし、政党相乗りの首長選挙を見ていると、どうしても政党の宣伝が先走って、PRという空中戦の中身がそれこそ貧弱なものになってしまって、空振りになるケースが多すぎる。川越の市長選の政党の宣伝合戦がかなり目につく。
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