トップページ ≫ コラム ≫ 埼玉の余話 ≫ 埼玉の余話 2011.05.11
コラム …埼玉の余話
・各市町村で臨時議会が開かれている。お決まりの議長選。意外と忘れられているのは議長の任期は市長と同じ4年だということ。しかし実際は1年交代がほとんどだ。一身上の理由ということで前議長が辞職し、そして次なる1年制議長が誕生する。もちろん統一選最初の議長は別だ。何故議長の任期が市長と同じかということは、二元代表制における一方の議会の重要性と重厚性を意味している。議長が議会内の馴れ合い、たらいまわしで1年交代をするということは自らの権威を放棄していることに他ならない。
・議員は二元制の一方の雄なのだから、それにふさわしい貫禄と見識があって当然だ。しかしながら、議案書すらまともに読めず議員風を吹かせ何らかの利権に絡み続け、あの先生?に睨まれると困るからと、行政の内部がまともな判断と行動をしばしば狂わされていることが多いのが実情のようだ。マッチポンプとは自らの間違った力の行使をする輩のことの総称だ。一つの物事がなされる時、様々の難クセをつけておいて、いよいよこれをなせば自分の立場や諸々のことが有利になると見るや、急に協力体制をとり自分の手柄にしてしまう。二元権力をいいことにしてこういう立場にあぐらをかいている議員は、市政の毒以外の何者でもない。三期でさいたま市議を辞職した細川女史は、今度は市民の立場から議会を厳しく監視すると力説する。この女史の具体的行動に大きな期待を持ちたいが。
・統一地方選が終わって1ヶ月以上もたっているのにいまだに諸々の支払いを滞らせている県議がいて、関係者を困らせているという。その人の生きている姿勢がすなわち政治の姿勢だとしたら、もうそれだけで地方政治家失格だ。県議会に常識を!と訴えてきたのだったら、自らが襟を正すべきだ。小さなようなことで大きいことではないか。
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