コラム …埼玉の余話
・もう時効になったからと元代議士秘書の証言はすごかった。あるわあるわ。約10年で20件を超す口利きで、4割近くの確立だったと述懐。県会の先生にはとても及ばないそうだ。勿論、実力県議の話だそうだ。また、異動を嫌がる教員の世話も随分したという。
・元だからよく話してくれた。お役人もまた。頼まれれば仕方ないですよと。頼む方が一番おかしいのではないか。
・この問題は、おそらく全国共通じゃないかとの感を強く持った。もし謝礼を貰っていたら、勿論犯罪。しかし、当たり前になってしまっているような感覚が怖い。もちつもたれつの関係の中で、正直者がやはり馬鹿をみるようでは、世の中少しもよくならない。
・大分に限らず、他県も、勿論、埼玉県もこれらの実態調査をするといっているが、そんな調査で実態がわかるかどうかは疑問だ。それよりも、この際、口利き側が、その党の団で、まずその実態の有無を確認するほうが先ではないか。そしてこの際、もしそのような事実があったら、その防止策を自ら決めるべきだ。政治家は有権者に弱く、お役人は有権者に強く、お役人は政治家に弱い―このジャンケンポン構造をよく理解した上で、事を進めないと皆、霧と闇の中だ。
・東松山市の汚職に絡んで蕨選出の民主党県議が県議当選前、贈賄側の営業部長だったこと(一部報道による)は、県民の間で関心が強まっている。一応、清潔さを売り物にしている民主党の今後の対応が見物だ。
・子どもの一番の不幸は、実力もないのに、と言うより、実力がないから、不正な型で試験を通過し、通過した後、他者に迷惑を掛けたり、自分自身で仕事がうまくいかずに悩み、苦しむことぐらい親は知るべきだ。
・何々議員人事などと言われることが、平気でまかり通ったら、職員の志気など到底望めない。そのことが、結局、税金を納めている市民・県民にかえってくるのだから、有権者がどんな議員を選ぶのかは民主政治の基本だ。
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