トップページ ≫ コラム ≫ 埼玉の余話 ≫ 埼玉の余話 2011.11.10
コラム …埼玉の余話
手帳が爆発的に売れているそうだ。さいたま市の有名な書店に行って聞いた。11月が最も手帳の売れるシーズンだという。IT時代に入って、紙の手帳の売り上げはかなり下がるだろう、いわゆる電子手帳なるものが、21世紀を席捲するだろうとまでメディアは言い切った。しかし逆だ。紙の持つ独特のマッタリ感、自分の発想で自由自在に使用できる楽しさ、軽さ等々。主婦の間でも手帳は必需品になりつつあるという。日程を組む楽しさ、自分だけの秘密の花園を紙に託するある種の優越感がたまらないのだそうだ。財布をなくすより手帳をなくしたほうに大きなショックを感じるのだという。今、その手帳の使い方の本も店頭にあふれている。この手帳の利用法を自分なりに編み出して人生を豊かに生きることも至福の一つだろう。手帳はまた、自分の生命が来年もあるという不思議な確信によって支えられていることも事実だ。
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