トップページ ≫ コラム ≫ 埼玉の余話 ≫ 埼玉の余話 2011.12.5
コラム …埼玉の余話
・ 地方政界には、マッチホンプと称される議員が大なり小なりいるものだ。一方で火をつけておいて、一方ではすぐポンプの水で火を消し、自分の有利な利益に結びつけていく人達。例えば、ある企業の進出を拒む。企業が困ってもその議員に何らかの支援を申し出る。その議員は即、賛成にまわって利益をものにするという図だ。こういう人達が存在する限り、地方の政治はよくならない。是か非か恒に大義をもって行動をするところに政治家の使命がある筈だ。是でも非でもある人達には使命感のかけらすらない。臭いだけで動きまわるハイエナの姿と議員の姿が重なるようでは情けない。
・ 出世街道一筋に生きてきた人達は、その道が閉ざされても次なる己の利に走るものだ。目線がいつも上に向いている。上に向いて向上しようとするなら大いによし。しかし上にしか向かず、昔、恩を受けた人達を平気で裏切り、しかも自分にその罪悪感はなく、人生は割りきることだと、平気の鉄面皮。与えた恩は忘れること。受けた恩は3代までは忘れてはいけないと昔の人は言った。受恵三代というらしい。それにしても平気の鉄面皮がもっともらしい正義を論じ、大言壮語を吐いている姿ほど醜悪なものはない。むしろ自分の愚かさを隠しきれず、他者から嘲笑をうけている政治家のほうが、時にはおかしみと愛らしさを感じるから不思議だ。
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