トップページ ≫ コラム ≫ 埼玉の余話 ≫ 埼玉の余話2012.7.13
コラム …埼玉の余話
人事とは何か。辞書をあらためてひいてみた。「個人の身分についてのことがら」とある。個人の身分ということは重要なことだ。その人の人生がかかっているからだ。さて、さいたま市の新しい副市長に前鳩ヶ谷市長の木下氏が決まった。副市長の人事は最終的には議会で決まる。事が人事だけに、提案する市長の側は人一倍の神経をつかって、議会の根回しをするのが恒例。そして内諾を得ておいて、本会議へ提案する。さいたま市も、周到な根回しをした。共産党を除く、他の自民党、公明党もOKをした。ところが最終日、ドタン場になって自民党が急変。反対の行動をとった。これにはさすがの自民党市議の数人は、背信の行為に、マユをひそめて、人事に賛成した。おかしなことに水と油のような自民党と共産党が大事なところで握手する奇妙な光景がさいたま市議会にあって良識ある市民の批判の的となっている。しかも一人か二人のボス的存在の市議によって議会がかきみだされる感が強い。こんなことではとても地方の時代なぞ程遠いはなしだ。国会も地方議会もそろって劣化の道を進んでいるようで残念だ。
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