トップページ ≫ コラム ≫ 埼玉の余話 ≫ 埼玉の余話2013.3.1
コラム …埼玉の余話
中森さんという人が又市長選に出馬する。さいたま市の選挙だ。自民党がモタモタしているから、彼女としては先制パンチをくれたのかもしれない。すでに自民党に推薦依頼をだしているらしい。一方自民党も、といってもあくまで県連の一部のコメントだが「中森氏がでても大勢に影響はない」と知らぬ顔の半兵衛をきめこんでいる。さらにさいたま市議団のボス的存在といわれている青葉氏も、一応表向きは中森、何をするものぞを装っている。ここでどうしてもわからないことは、124万人都市のトップを何故狙うのかという、極めて単純な疑問だ。失礼ながら中森さんはどのような情熱、どのようなプランをおもちなのだろうか。彼女がはじめて市長選にチャレンジしたのは8年前だが、その時は相川さん対中森さんの1対1だったから、反相川票がそれなりに彼女にまい込んだ。1対1の戦いは、その人の実力でなく、一方に対する反感がそのまま入るから、うっかり、自分の力と誤断するのだ。その証拠に4年前は大差で敗北した。自民党も先の総選挙で大勝したからといって、さして失点もない清水氏に挑む理由がまったくわからないというのが大方の世論のようだ。まして1区で初当選した村井さんは困惑そのものだという。この世は勝ちに不思議あり、負けに不思議なしで、錯覚ほど恐ろしいものはない。しかし、錯覚があるからこそ皆、選挙にでたがるのだ。恋愛と同じだ。相手にある種の錯覚があるからこそ、恋することができるのだ。醒めれば、こんなことだったかと人は皆そう思うのだ。
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