トップページ ≫ コラム ≫ 埼玉の余話 ≫ 埼玉の余話2013.10.22
コラム …埼玉の余話
昨年、自民党が政権を奪還し、ようやく日本の政治にも明るい展望がひらけてきたようだが、埼玉の自民党はどうもおかしい。5月のさいたま市長選を皮切りに首長選はほとんど負け戦だ。本気で政治をやっているのかその姿勢を疑う人達はかなりにのぼっている。世の中は負けに不思議なし、勝ちに不思議ありと言われるほど複雑だということがわかっていないのではなかろうか。だからこそ、勝って兜の緒をしめよということわざがあるのだ。真面目に謙虚に権力の座を守らなければ、権力の座ほど危ういものはない。地方選で負け戦を重ね、ここへきて佐久間氏、竹並氏という大物を除名にまで追い込み、一体何を戦略とし、次なる統一選、知事選を戦おうとするのか、さっぱり見えてこないのは残念というしかない。幸い、自民党は、まったくひ弱な野党が支えてくれているから助かっているが、知事選や地方選というと事はちがって、おもわぬ失態を演じることは立証済みだ。おごれるもの久しからずは世の常だ。よほど、冷静沈着にして大局を見渡し、暴走を自ら戒めなかったら、また昔の道に転落してしまうことの恐ろしさを知るべきだ。ひ弱な野党におんぶし、感謝している限り、自民党自体自ら弱体化の道を進んでいってしまう危惧が蔓延しているようにおもえてならない。
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