トップページ ≫ コラム ≫ 埼玉の余話 ≫ 埼玉の余話2013.11.12
コラム …埼玉の余話
島倉千代子さんが逝ってしまった。まさに波乱万丈の人生だった。だからこそ「人生いろいろ」を彼女が唱うと妙な説得力があった。そして多くの人達の共感を得た。小泉元総理まで国会答弁で「人生いろいろ」と答えた。山があり谷があるのが人生だ。喜びの次には悲しみが待っており、悲しみや苦しみの後には笑いが待ちうけているのだ。先日プロ野球で楽天がシリーズ優勝した。三木谷オーナーの破顔一笑が印象的だった。しかし、その喜びの後、三木谷オーナーの尊父が逝去した。オーナーは大泣きしたという。これが人生なのだ。昨年、国会議員に返り咲いた御仁や、激戦をやっと勝ち貫いた市長達も、この教訓をしっかりと胸に刻みこんだ方がよい。有頂天になれば次は地獄だ。現に、りっぱな後援会長や参謀に支えられてやっと市長になった筈なのに、その事実をすっかり忘れて権力の蜜をたんのうしている市長がいるという。もう誰の言うことにも耳を貸さなくなって天下御免だ。悲しくはないのか。人生いろいろ男もいろいろ女だっていろいろ咲き乱れるの、落選は突然くるわ、人もみんなはなれていくわ。そして心乱れて神に祈るのよ。どんな大事な権力も一度なくしてわかる。胸の痛みがなおらない。天国から千代子さんの歌が聴こえてくるようだ。市長もいろいろ。代議士もいろいろ。それにしても、政治家達の質の悪さが目立ちすぎてこまる。
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