トップページ ≫ コラム ≫ 埼玉の余話 ≫ 埼玉の余話2013.11.21
コラム …埼玉の余話
埼玉の政治も水面下で静かに動いている。そもそも歴史は夜つくられるという言葉にもあるように、大事な事はまず水面下で動き、やがて観測気球やアドバルーンがあげられ、地上に降りてくるものだ。もちろんその逆もあるが。上田知事が「四選は考えていない」ということは「四選も視野に入れている」と同義語だ。もし、本当に考えていなければ、絶対出馬しないと断言する筈だ。もっとも政治家の言葉はまともに取る方が野暮で、かの橋本徹氏が知事選には100パーセントはおろか、その何百倍の確率で出馬しないと言い放っておいて、平気で出馬した例もあるように、平面的にとらえてはまちがうものだ。現に、上田知事の特別秘書だった野本能信氏は、知事の個人事務所の所長になって、今度は浦和にも野本氏の個人事務所まで出した。自民党県議団が必ず真二つに割れると読み、県下の首長達も7割は上田氏にまわると読んでいるに違いない。権力はその辺にぬかりなく分析をするものだ。だからこそ、静かに潜行して、アドバルーンをあげるタイミングを待っているにちがいないのだ。全国の首長選でも、埼玉の首長選でも自民党は敗北の連続という事実が、より、上田氏側に自信を与えていることも大きな一因であることだけはまちがいない。
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