トップページ ≫ コラム ≫ 埼玉の余話 ≫ 埼玉の余話2013.12.28
コラム …埼玉の余話
川口市長、岡村幸四郎氏の逝去はあまりにも急だった。少なくとも表面的には。奥様に腎臓移植をした時には得意満面だったが、内心は辛かったのだろう。政治家とは因果なもので、美談として世に伝わる方が自分の苦しみよりありがたいのだ。しかし、無理をすれば体は狂う。政治的野心と反比例して岡村氏の体は衰退していった。知事選か、参議院選か、他人は騒いだが、政治家にとって必要な要素は何といっても運だ。どれだけ順調に人生行路を渡ってきても、最後に倒れては全て水泡だ。世は諸行無常だ。常に同じではない。この瞬間はすでに過去となりやがて歴史となり、彼方へと消えていく。昨年の今頃、前都知事だった猪瀬氏は得意の絶頂にいた。しかし魔がさした。権力の毒がまわって、今は5000万円の借金?でつまずいて針のむしろだ。おごれる者久しからずを地でいった。それにしても、地方議会のおそまつぶりはどうだ。もちろん執行部も含めてだ。飯能市議会はかなりの感情が発露となって初当選した市長に対して100条委員会をつくったが参考人が出席拒否しているとか。およそくだらない理由で審議らしい審議もせず、この委員会を解散するというはめになった。川越市議会は空転の末、流会。多くの議案を廃案としてしまった。市長には市長の言い分。議会には議会の言い分があっても、この状態は市長の不信認の状態だ。情けない!さらにほとんどのメディアがこの重大なる事態を報道できないということだ。またまた地方の時代ははるか遠くになった。
バックナンバー
新着ニュース
- エルメスの跡地はグッチ(2024年11月20日)
- 第31回さいたま太鼓エキスパート2024(2024年11月03日)
- 秋刀魚苦いかしょっぱいか(2024年11月08日)
- 突然の閉店に驚きの声 スイートバジル(2024年11月19日)
- すぐに遂落した玉木さんの質(2024年11月14日)
特別企画PR