トップページ ≫ コラム ≫ 埼玉の余話 ≫ 埼玉の余話2014.1.30
コラム …埼玉の余話
知事や市長等、権力のある者の側近は身も心も慎まねばならないのは当然のことだ。NHKの大河ドラマは黒田官兵衛の物語だが、人間としてというより、人間通として、鋭く思慮にたけていたからこそ、時のトップの側近中の側近となって時代を築き、そして駆けぬけた。知事にしろ市長にしろ、命長らえるためには賢い側近の存在こそ絶対条件となる。
猪瀬前都知事にしろ、晩年の土屋元埼玉県知事にしろ、これ等の存在が欠けていた。側近とは役所内部だけのことではない。外部も同じだ。しかし、昨今、側近だと見られている人達の振る舞いがどうも気になって仕方ない。主君よりも自分自身が可愛くて、自分自身だけを輝かせようと生きている人等の存在だ。
「俺が一番パーティー券を買ってやった」「私のいうことなら市長は何でも聞いてくれるのよ・・・」等、聴いていて冷汗が出てくるような言動を見てしまうと不快この上なくなってしまう。
やはり、それはトップの責任だ。人を見極めることもトップの重要なる仕事だ。とにかく、地位にあるもの、特に側近は自分をむなしくして、構えることが肝心だ。一流の側近ということはそんなところにあるのではないだろうか。
全ては人だ。人が事を成し、人が事を壊していくのが悲しいかな現実だと心しなければなるまい。
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