トップページ ≫ コラム ≫ 埼玉の余話 ≫ 埼玉の余話2014.2.12
コラム …埼玉の余話
都知事になった舛添さんは2度目の挑戦だった。
1回目は石原慎太郎さんと闘って大差で敗北。
若い時には九州の地方都市の市議選にも出馬して敗れている。今回の知事選では元妻の片山さつきさんからも痛烈な批判を受けた。男としての甲斐性にまで触れられた。元妻も元妻だが、どうも人気の無い人なのだ。女性スキャンダルもあって、事の真相はわからないが、男としての器量はどうなのか疑ってしまうのだ。東大の助教授の椅子までも放り出して政治の道を選んだのだから、相当政治が好きらしい。
自民党からは除名までされていて、また自民党と組んだ。
都知事選は、昔の人気者と今の不人気者の争いだったが、不人気だった人が、よりよい候補として舛添さんを選んだのだろう。
都庁は伏魔殿だ。ここに住むエリート公務員達はそう簡単には舛添さんに追従はしまい。舛添さんはていねいにを伏魔殿に住みつく住人達に接し、上手に手なずけていく作業が必要だ。幸い舛添さんは政治学者で政治力学や人間掌握術を良く心得ている筈だ。政治学者でもあり社会学者でもあったマックスウェーバーは述べている。「君主の利益と部下の利益は必ずしも一致しない。もし、君主に忠誠を誓うとしたら、君主が隆盛な時だけだ」と。学問としての政治から実践としての政治へテープは切られた。不人気者こそ思いきったことができることを忘れてはならない。
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