トップページ ≫ コラム ≫ 埼玉の余話 ≫ 埼玉の余話2014.4.29
コラム …埼玉の余話
久喜市の選挙の余波がまだ広がっている。挑戦者の新人には元県議会議長が後援会会長に就いた。「若い市長に!」と訴えた。結果は8000票も離されて惨敗。市民は現職の実績と人柄を選んだ。
街の長には誠実さや重厚さが必要だ。若さは政治の世界ではそんなに必要か。百歩譲って議会人の何パーセントかは若者がいたほうがよい。
ある識者は「政治家はやはり見識と経験が大切だ。人生や社会を味わった50歳から60歳以上の者がいい」といい続けている。少し極論とも思えるが傾聴に値する。しかも若いからといって選挙の資料におよそ事実でない事柄を平気で印刷することなぞもってのほかだ。まして収入や就職口が閉ざされたから、いざ政治というのでは話にならない。事業家は皆、真剣だ。生きるか死ぬかの世界で闘っているからだ。政治の仕事は公のさいたるものだ。公の世界の重さを久喜の市長選、市議選は教訓として残した。
若さを大事にしよう。若さを磨こう。その先に本当の未来があると信じているからこそ、そう思うのだ。
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