トップページ ≫ コラム ≫ 埼玉の余話 ≫ 埼玉の余話2014.5.15
コラム …埼玉の余話
あと一年を残すまでもなく、統一地方選がやってくる。県会議員も中味の薄い恋文のようなビラや、リーフレットをつくりはじめているようだ。ある県会議員、といっても、民主党の諸氏に言いたいことは〝何故、あなた方は、民主党の株の値下がり方がすでに立ち直ることも難しくなっている時なのに、人の心を打つような反省心と反省文を世間にひろめられないの?〟という疑問だ。そしていたずらに県政報告を書面でされても、読む気さえおきないというのが、世間。多数の声だということを忘れないで欲しい。実際、民主党の諸氏はおしなべて、人間の絆を築いていくことが稚ない、というより、まったくわかっていない。
先日も、まだまだひよこのような一期目の市議が、民主党の県議の演説に感動したとネット上で言っていたが、あきれてあいた口がふさがらないでいる。まさに、自分達だけの世界にはまりこんで、世間の表情がみえなくなっている宇宙人的感性しかもちえなくなってしまっているのだ。人も、政党も誤ちはあるのは仕方ない。しかし、誤ちに気付いたら深い反省をし、その痛みをバネとして、また飛翔していくところに意義があるのではないか。
力のない野党同士がくっついて、その場しのぎの選挙をやっても、効は奏する筈がない。みんなの党も然り。真剣な反省はどこにも、見当たらないのは何故か。政策があっても、哲学がないからだ。人間とは何かという根本的な洞察力の著しい欠如にこそ、これら政党の不幸と怠慢が存すると思っている。
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