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コラム …男の珈琲タイム
彼女がチアガールだったと知ったのはつい最近だ。私にとってこの事実は驚きだった。何故なら、日常普段の彼女は謙虚で控えめ、言葉少ない大和撫子そのものだからだ。
しかし、彼女が感動する能力を人の数倍持っていうことはわかっていた。感動し、喜びの表現が実に素敵だからだ。そして短いフレーズで会話をし、相手の長所、短所を素早く見抜く能力も抜群。チアーとは勿論応援するという意だが、気持ち良いとか感じ良いという時にも使うから、彼女はチアフルな女なのだなと確信を持った。
あの東京ドームの大舞台で都市対抗野球の花として踊っている彼女を想像すると過去というものはやはりその人のどこかにひそんでいて、刹那、刹那に顔をだすものだなと思った。
しかし、彼女があの晴れの舞台で青春を跳んでいたとは誰も知らない。静かな彼女からは絶対に想像できないからだ。だからこそ奥ゆかしいなでしこなのだ。
最近40歳を過ぎたこの清楚ななでしこが太陽の光を浴びて自ら吸収すると同時に、その光を逆反射してきたのだ。秘めていた積極性が輝きはじめてきて40歳の彼女が妙に艶っぽくなってきたのだ。こうなるともう彼女は自ら光を発光する職場の花となってその存在を輝かしている。フラガールが有名になったが、この埼玉の身近なところにも素敵なチアガールがいるのも真夏の涼風となっている。
(鹿島 修太)
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