トップページ ≫ コラム ≫ 埼玉の余話 ≫ 埼玉の余話2014.9.8 「川越市と二世」
コラム …埼玉の余話
川越市を一言で表せば歴史と伝統の街だ。江戸時代から穀倉地帯として農作物を江戸へ運んだ。舟運が栄えた。新河岸川は細い流れとなって昔をしのばせている。
また、江戸と川越は文化の交流もあった。川越が城下町として栄えた背景には、この江戸との交流の深さが大いに関係している。
先日、日本の地方都市の半分は消滅するという発表があった。東京の池袋では早速手を打ち出した。若い女性を中心にしたグループ作りに行政が動きだした。要するに新しい感性と発想を求めた。池袋の街はそれなりの歴史はあるが、街のトップ層は地力でのしあがってきた人達が多いそうだ。したがってその頭脳は柔軟で時代に敏感だ。
さて川越市。市長も二世、県会議員も二世が二人、国会議員も二世だ。課題は二世を克服できるかにかかっている。
川越の新進気鋭の実業家は嘆いて言った。「川越の発展は思い切った落下傘にかかわっている。家系なぞにまったく関係のない優れた発想の政治家が現れて大手術をするしかない!」と。
歴史と伝統は守りつつも新しい発展は因習にとらわれないはつらつたる人物の出現以外ありえない。もちろん、例外的にすぐれた二世は数多いると信じるが。
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