トップページ ≫ コラム ≫ 埼玉の余話 ≫ 埼玉の余話2014.10.8 「捨てられてもあなたが好きよ」
コラム …埼玉の余話
「存在は行動にあり」一級建築士の吉岡氏(仮名)は胸をはって言い切った。
何のことはない。人は行動してこそ意味があるということだ。思いを即、行動に移すと陽明学は説くが、言行の一致する人はあまり多くないのが現実だ。その根拠に議員のパンフをみると面白い。絵に描いた餅が多すぎる。
有権者も有権者だ。「何といっても政策をみなきゃ」とさも、もっともらしく言っている人がいるが人物が行動力に優れていなければ政策の実現なぞ夢のまた夢だ。
政治に限らない。日常の瑣事において約束を守らない人がこれまた多過ぎる。
「わかった!」といって行動をとらない人、わかったのかわからないのか曖昧な返事をしておいて決して行動に移さない人、等々。
行動には誠という栄養素とカロリーが絶対必要で、誠はまたその人の能力にも関係しているのだ。
昔、保守政治家の三木武吉は誠心誠意嘘をつくと言ったが、誠の嘘は誠のない本当よりも人間的で格が上にあるような気がする。
知識が知識である以上、何の役にも立たないが、知識が見識となって胆をすえて行動すれば、すなわち胆識というが、この胆識にもネルギーとしての誠がなければ成り立たない。
「存在は行動にあり」また、奥底に人間としての誠の存在こそが絶対的条件だ。
軽薄なる地方議員の存在がマスコミを賑わしているが、その人の人格形成において大切な誠実力を身に着けぬまま年を重ねた結果の姿なのだろう。
現実は醜悪の連続だが、政治に諦めを持つことだけは禁物だ。捨てられても嫌われてもあなたがすきよ!昔流行った流行歌があった。
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