トップページ ≫ コラム ≫ 埼玉の余話 ≫ 埼玉の余話2014.11.28 「政治家にとって言葉は生命だ」
コラム …埼玉の余話
来年の統一地方選にむけてポスターが張り出されてきた。今、一番驚いているのは独りで感激や感動している人のポスターだ。人格は人間の基本だが、恩を受けた人達に対して平気で悪口を言い続けている候補者に対して「どうしてお世話になった人達や、自分を養ってきてくれた恩人に、あの人は大悪口を言いふらすのか考えてしまう」と現職の国会議員が困惑表情を隠しきれず嘆いていた。看板に偽りあり。羊頭狗肉。
言行は一致していなければ人はついてこないし、人の上に立つこともできまい。一般の政治家にすぐれた人格を求めることは所詮無理だが、自己中心の忘恩の徒だけは政治家になるべきでない。ポスターは有権者に対する恋文だ。他者に愛なくして恋文は成り立たない。自分に感激したり、感動していてどうして恋人を得られるだろうか。
ポスターは重要なメッセージだ。顔も、キャッチも、誠にあふれている人こそステイツマンとして選ばれる人でなければならない。何も、候補者に高倉健を重ねる必要はないにしても極論すれば言葉が貧弱であったり、虚飾に満ちたりしていれば、その政治家はその程度とみればいい。
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