トップページ ≫ コラム ≫ 埼玉の余話 ≫ 埼玉の余話2014.12.28 「賢い有権者たれ」
コラム …埼玉の余話
今年も残り数日となった。総選挙のあった年だけにやはり政治の話題にことかかない昨今だ。民主党の党首選もその一つだが、関心をもっている人は極少人数だ。何しろこの党は反省するという能力が著しく足りない。人間の味が伝わってこない不思議な党だ。理屈が一人歩きして血流が見えてこない。人が他に共感を覚える時は決まって反省心と素直さを相手が備えている時だ。国家を憂うる前に自分達を深く憂うることが先だ。それにしても野党は不健全だ。維新の会の橋下氏はあまりにも身勝手だ。来年、地方選があるということが大きな理由だそうだが、政党、野党の存在が問われている時に、勝手に代表を辞めてしまう。石原慎太郎氏も維新から別れて次世代の党という、およそ彼から遠すぎる名の政党から出馬して落選。おまけに橋下氏をりっぱな政治家とほめたたえている姿をみるにつけ、かつての駿馬も老馬となり駄馬丸出しとなってしまっては哀れさと悲しみで一杯になってしまう。小沢一郎氏は山本一郎氏とまで組んでやっと政党助成金をもらえる政党を首の皮一枚で生き残った。小選挙区制や、二大政党制なぞというおよそ日本の風土になじまない幻を唱え、そして自らの首をしめているのだから笑止だ。来年は有権者の年とすべきだ。賢い有権者の年を創ることこそ責務ではないか。
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