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コラム …雪んこの頑張って咲きます♪
ひとの夢と書いて儚い。
夢を追及する、突き進んだものこそ、儚い命にあるのではないだろうかと、先日亡くなったジャーナリスト、後藤健二さんの生き方をみて思った。夢に生きた男の姿、それは儚くも散っていった。
2012年のシリアでの取材中、政府軍の銃撃により殺害されたジャーナリスト山本美香さんもそうだった。彼女もまた、ジャーナリストとしてその人生の幕を閉じた。彼女の生き方は同じ女として涙を誘った。女としての幸せよりもジャーナリストとしての使命を全うしたのだ。そう、彼女の人生には結婚という文字はなく、同じジャーナリストの彼と命を賭しての取材をした。命の危険をしっていたからこその彼女の生き方だったのかもしれない。
でも後藤さんは違う。
私は、妻として母として、「あなたはだったら、なぜ結婚したのですか」と声を大にして言いたい。
生まれて2週間の子と妻を残して、危険な場所へ旅立つ。家族を守れないものが他人を助けられるわけがない。まして一人の力なんて微々たるもの。
後藤さんの夢は戦争のない社会、戦争と貧困から子供たちを救うことだったようだが、私は父になった以上、生まれてきた子供、そして家族を守るべき義務があるのではないかと思う。一人の力では実現できない大きな夢でなく、奥様とともに誕生したお子さんの夢を見続けてもらいたかった。そうしていたらあの危険な場所へ行かなかったのではないだろうか。
後藤健二さま。
命は一番の宝もの。儚い命では、あなたを愛するひとたちが哀し過ぎるから。 ・・・合掌
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