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コラム …雪んこの頑張って咲きます♪
私がその美青年に釘付けになったのは、ほんの数秒、いや、一瞬のことだった。
彼は誰よりも美しく、輝いていた。今では彼の虜になったと言ってもいいほどだ。
実は、その彼に逢えるときをずっと夢みていた私。その夢が成就したのだ。
彼は思い描いていた以上に華麗なる美青年だった。
その彼はって?
彼はホストではない。白馬に乗った王子様でもない。
そう、彼は、宝塚の「トップスター」だ。舞台の上では男だが、性別はまぎれもなく女だ。
まさか女に夢中になるなんて思ってもみなかったものだ。ましてや、高校生だった頃の私は、あの厚化粧に嫌悪感さえ覚えていた。
まあ、人生とは何が起こるかわからないものである。
舞台を眺めながら、感動とは別の感情が、私を笑いに変えていた。
その舞台は紛れもなく「格差社会」だったことだ。
通常の舞台では、主役を食う脇役がいて、だれが本当の主役になるかわからないものである。
だが、この舞台は、トップスターのための舞台、トップスターをいかに脇役陣がひきたてるかだ。
大きな羽と煌びやかな衣装のトップスターに対し、ナンバー2、3は多少のスワロフスキーは散りばめてあるものの、それ以下はまったくもって衣装に光がない。その差は歴然としていた。
観る側もそれは認識しているのか、トップスターを盛り上げている。うん、初心者の私としてはお勉強になった。
宝塚は少女マンガ的な要素もあり、臭いキザなセリフが飛び交うため、「ハマる」か「ハマらない」かが分かれるようだが、私はすっかり前者になってしまった。
いつか本場宝塚の地にいってみたいと夢を膨らませながら、大粒の雨に濡れキュンキュンした乙女の気持ちを胸に帰路についた。
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