コラム …埼玉の余話
選挙後記
・金子氏や中根氏は論外として、あまりにも自民党の候補者達は選挙を舐めていた。
通常、それなりの組織があって、時代の流れをわかっていればどんな風であろうと惨敗などありえない。
・やれ市長が支持した、県議が支持したと吹聴していたところに限って敗けるのだ。
土屋品子氏はもっともその例に近い。さらに悪いことは、土屋義彦氏という偉大な遺産を少しも使わなかったことだ。もう少し言うと生前の土屋氏は、どんな人にもマメに電話をかけまくったが、娘さんにはそのまねがとても出来なかった。
・山口泰明氏は一体、何をやっていたのだろう。彼が本当に謙虚に自分を見つめ、選挙戦術も、もう少し近代的に出来たなら、比例区では間違いなく当選できた筈だ。この人にも各市町村長は表面的には皆支持したのだ。
・田中良生氏は、何も理解していなかったのではないか。新住民の多いところで、地元、地元と騒ぎたてて、ひんしゅくをかった。基本がわかっていないのだから、敗北は目にみえていた。
・民主党が何もすばらしいのではない。自民党が悪すぎるのだ。例えば県議会も政令市議会も古い手法がまかり通っていて、反省する謙虚さが全くない。
統一地方選で大物をあれだけ落選させても反省なし。数の上では多数派だから、大手を振って県会を牛耳っている。五月のさいたま市長選で相川氏をかつぎ、惨敗しても反省のはの字もない。さいたま市議会の自民党系はもっと恥ずかしい。市民の意志を無視して清水市長いじめに余念がない。自民党という権力のおごりそのものだ。
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