コラム …埼玉の余話
・土屋氏の逝去は、まさに巨星遂つという表現がぴったりだが、各界のコメントをみていると、上田知事のコメントが一番嘘がない?“政治不信を招いた”という知事の表現は上田知事らしくて、ある評価はできるが、既に逝った人に対しての直後の言葉としてはどうか?複雑だ。
・土屋氏の死の直前まで、全て支えきってきた人がいる。あえてO氏といおう。この人の土屋氏に対する尊敬心は心を超えて、行動としてあらわれていた。感謝即行動に徹してきた。土屋氏も全てをO氏に託していた。歴史の裏には常にこういう真の大物がいて、歴史を動かしているのだ。
残された二人の女史も、このO氏に深く感謝の念を捧げることによって、土屋氏の魂も初めてうかばれるのではないか。
・権力の座からおりてもなおかつ忠誠の誠を貫き通す人はやはり稀有の人だ。人は利によって動くのか大方だが、利を超えて生きる-その生き方の中に人間の偉大さをみることができる。ちなみに、先述のO氏は、戦時、学徒出陣の中で天皇と国家に忠誠を誓い、敗戦で全ての価値が一変した中から、己にムチ打ち、実業家として大成をしただけあって、そのスケールが違う。時の権力のみにあげへつらって、人間としての品格まで疑われてしまう凡人達とは二味も三味も違う。巨星遂つることによって様々の人間模様があぶりだされるのも勉強になる。
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