コラム …埼玉の余話
選挙後記6
・11区で圧勝した小泉龍二氏の偉さは民主党でなく、無所属からの当選だからだ。平沼グループに所属しての出馬で、こういう人達が真の保守主義政党の構築をはかれば、もしかしたら、健全な二大政党制が確立するかもしれない。
・3区の今井氏の政界引退は残念だ。若くして草加市長をつとめ赤じゅうたん入りをしたが小選挙区になじまない人だった。見識も高く人格的にも優れていたが、小選挙区制という制度はこういう人達を置き去りにしていくから考えものだ。
・民主党が勢いづいて、埼玉の首長選に乗り込んできた。しかし、いくら大勝したからといって、軽率な推薦のしかたをしていたら自ら墓穴を掘るのは明らかだ。民主党の推薦の基準を改めて問いたい。春日部市然り。
9月13日、早くも民主党推薦の市長候補が敗れた。愛媛県の大洲市の市長選がそれだ。
・ふじみ野市市長選が10月に行われる。現職への多選批判。あの痛ましいプール事故の責任が大きく問われる選挙だが、現職本人は何ら動じる気配は無いという。政治家という人達は何とも一般の感覚とは遠い感性の持ち主なのだろうかと、ふじみ野市を去った職員が嘆いている。
・衆議員選に千葉県知事の森田氏がやってきた。森田氏は“純粋無所属”と公言して知事選に出たが、一方で自民党の政治資金をもらっていた疑惑が出て陳謝した。あげくの果て、剣道三段を堂々とうたっていたがこれも嘘。舌の根も乾かないうちに埼玉にやってきて応援演説。来るほうも来るほうだが、呼ぶほうがもっと罪ではないか。
・埼玉の自民党は小選挙区全敗という悲惨な結果を生んだが、落選した諸氏は少しも懲りていないらしい。いまだに風にやられたと有権者回りをしている姿をみるにつけ、政治家の能力ということに疑問がますます深まるのが悲しい。
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