コラム …埼玉の余話
・春日部市の県議補欠選挙が大きな話題になっている。選挙そのものにはあまり有権者の関心は高くないらしいが、上田知事と実力者佐久間県議のツーショットポスターが市内いたるところに貼り出されているからだ。
今、この時期に何故?実力者氏のデモンストレーションには違いないが、執行部と議会の濃い関係が取りざたされて物議をかもしだしていることは、事実だ。
・それにしても、実力者の存在は、県政にとってどう意味をもつのか?実力者の不在は執行部にとってプラスかマイナスか?一つだけいえることは、地方分権の重要な要素は地方政治家が本当の実力者集団となることだ。そうでないと、中央にナメられるだけだ。しかし、実力者のスーツは、良識という生地で仕上がっていなければならない。
・地方分権の条件は、議員の数が少ないということが重要な条件となる。少なく良質なものであれば、発言の力も、存在の力も大きくなることは自明の理となる。少数精鋭は集団の条件だ。オーバーでもなんでもなく、埼玉県議会議員は、50人でも多いのではないか。役人批判をするからには、まず、己が身を削ることだとずっと前から信じている。
・ある新人県議の報告会で、これまた実力?県議がこんなスピーチをした。“みなさん、この新人は金がねえんだよ。金さえあればもっと人も集まるんだよ”と。このスピーチの実力者氏は、新人県議の後援会会長だそうだ。そうすると、こういう関係は、何という関係なのだろうか?首をひねり過ぎて、腰まで痛くなった。中2階という県議会に有権者はもっと厳しい目を向けるべきだ。全て税金でまかなわれているのだから。
・入間市の市長選で木下氏が5選を果たしたことで、多選市長候補にはずみがついたようだ。それには、敵陣の弱さという条件があるのだが、戦うものは多選批判をする前に、自分の資格を自問自答してみることが大切だ。世の中の失敗は、身の程を知らないところにあるのも事実だ。もし自分が至らなかったら、良き同志をたくさん?とまでいかなくとも、現代の諸葛孔明をつくることだ。
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