コラム …埼玉の余話
・(前)衆議院議員があいさつまわりをはじめた。埼玉に限らず、惨敗の自民党は谷垣総裁が先頭にたって自転車行脚。しかし、今回の敗北は、そんな出発では有権者は納得すまい。
あまりにも安っぽいし、敗北の意味を完全に喪失している。何故なら真剣な総括と負けの検証をしていないからだ。事は深刻だ。
ゼロ以下から生まれかわらなければ、本当の再生はない。一方の民主党も隙だらけだ。もう少したったら、ボロボロになる可能性だっておおありだ。収入のあてもないのに、やれる子供手当だ、高校の無償化だと空念仏を唱えているからだ。しかし、自民党は適失を待つことはやめるべきだ。敵失は神にまかせて、自らは全て脱皮して、人間改造をはかる。
さらに、真の保守主義政党創造のたまに、必死の努力をすべきだ。敵失を待つなんて卑しい心だ。良質の人間を目指すべきだ。それにしても、埼玉政界は人材にとぼしくないか。失礼ながら。
・県北のある識者は「全ては必然だ。ふんぞりかえっている政治家は必ず地獄へおちる。国政も、県政も。次の選挙が楽しみだ」と吠えている。今、有権者は政治家と称する人々におよそ尊敬心をもっていない。知らぬは政治家のみだ。イギリスでは政治家は一流、官僚は二流だという伝統?がある。
日本は、残念ながら三流が政治家だという風潮になってしまったのはいつの頃からだろうか?小選挙区制とかマニフェストとかが、そんな風潮に輪をかけていないだろうか?国亡びてマニフェスト在りという感じがぬぐいされないのは小子だけか。
・柴山さんという8区選出の国家議員は、まあまあの質問を予算委員会でしていたが、地元の一部、ふじみ野市長選は、7期目を目指す現役を一生懸命応援して、かなりの批判を浴びた。政治センスを磨かなかったら、青年実業家としての将来が危うくないか。支持者達も怒っているというが。然りだと思う。
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