コラム …埼玉の余話
・お金がないのに子供手当を5兆円も支出するのだという。つい先日まで原口総務大臣は20兆円ぐらいのお金は埋蔵金等でどうにでもなると豪語していた。しかし、全くそのお金は見当たらない。ギリシャの国家財政が危機状態で福祉も何もできなく、国民は困窮の極みにあると言われているが、日本も、このままいくと、そこまで落ち込む可能性が大だ。バラまくことは政治でも行政でも全く筋違いだ。今、さいたま市でも、高齢者への手当で揉めているというが、お年寄りにわずかな手当を支給するより、政策として高齢者が生きがいを持てるようにする施策を作ることが肝心だ。子供を優遇したり、高齢者を幸せにするには、お金のバラまきという安っぽい策では国も地方も人間までも駄目にするのではないか。
・選挙に勝ってこそ政治家だということはわかりきっているが、選挙を第一義としているようでは優れた政治家は絶対生まれない。小沢さんが熱心に作り上げてきた小選挙区制なぞも、選挙、選挙で大物の政治家は今後も生まれてこないに決まっている。その証拠に、良くも悪くも大物といわれている小沢さんは中選挙区で生まれてきたのではないか。そのことは県会議員にもあてはまる。今の数(94名)を半分以下にすれば、役に立つ優秀な県会議員が出てきて、それこそ、地方の時代の担い手となるに違いない。
・元内閣官房副長官、大野松茂氏の叙勲の式典は盛大だった。そして出席者達の顔ぶれと挙動が勉強になった。前国会議員の自民党諸氏の元気がなさすぎた。天国にいる者と地獄にいる者の差だろうか。まるでオーラがゼロ。もし、次を狙うのだったら、自分の選挙区を越えて徹底的に頭を下げまくることだ。下げて、下げて、下げまくることが選挙の秘訣。特に小選挙区制下では宿命的図式だ。やはり心の片隅のどこかに、“俺が負けたのは、風のせいだ”なんて無反省のささやきがあるからだろう。
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