コラム …埼玉の余話
・大宮の雑踏の中で、足元のおぼつかない一人の紳士を見た。この初老の紳士を誰も振り向くことすらしない。この紳士が、昨年春まで権力の頂上に居て、栄華を誇っていた人だとは誰も思うまい。奢れるもの久しからずだ。若き新市長はこういう姿からこそ学ぶべきだ。
・自民党の大御所、佐久間氏の力に勝てる者は1人としていない。“若い人達はよく勉強している”と佐久間氏は嘯くが、県政で実力者となるには青白い政策をいくら勉強しても役に立つ訳が無い。まず、佐久間氏のように人間学を学ぶことだ。情と情をつなげる技術なくして、どうして、リーダーになりうるのか。そして何よりも学ばなければならないのは、議会運営の妙だ。どうも昨今の政治家は駅前で朝立ちをしていることを第一義としているらしく、当選しても有権者の役に立たない者たちが多すぎるということは困ったことだ。
・アメとムチ。そして人間の深層心理をつかむ。実力者佐久間氏の得意技だ。佐久間氏を批判する者は、まず、氏の技に勝つことだ。そしてから堂々と批判し、氏と闘うべきだ。力不足の人達の陰口ほど卑しいことはない。パワフルに生きて氏を困らせ、勝つことだ。
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