コラム …埼玉の余話
・今日現在、民主党の代表選は回避の方向に向かっている。それにしても鳩山(前)首相の行動くらい不信を招くものはない。普天間で狂い、政治とカネで狂い、菅支援で狂い、小沢支援で狂い、トロイカという三頭立ての馬車を持ってきた。クルクルまわる風車、クルクル狂う鳩ポッポに笑われる所以だ。
・小沢氏ぐらい不人気な政治家はいない。常に悪のイメージを背負っていて気の毒だ。しかし、菅さんのように人の目をうかがい、作り笑いをし、権力の為なら前言を平気で翻し、脱小沢路線も変えてしまう人より、不人気で世論を敵にして突っ走る政治家の方がよりましではないか。大衆迎合、世論迎合政治に国民の将来はない。悪い民主主義より良い独裁がましとは言わないが、この際小沢氏は、結果はどうであれ敢然として立つべきだ。氏は民主党の内紛を治めるために立志したのではない筈だ。壊し続けて自分なりの志を遂行するところに小沢氏の真骨頂がある筈だ。
・政治には多様な意見が同居してよい。しかし、根幹に関する国家観とか、外交観が極端に異なっていたら、政党といえるのだろうか。まして、民主党は旧左派社会党まで含めた寄合、雑居政党だから少しも前へ進まない。この際、その辺をすっきりするには一番良いチャンスだ。しかし、好悪の感情で代表選を行うのだったらやめるべきだ。そして、無理なトロイカなどすぐに離れていくだろう。その時こそ、新しい再編が始まるのではないだろうか。どっちみち、裏で財界人が動いたりして水と油を混ぜても、そんなものはほんの一瞬に過ぎないのだ。
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