コラム …埼玉の余話
・西の方の選挙はいろいろな事を教えてくれた。民主党対自民党の構図なのに、このことの意味を(前)国会議員の先生はしっかりと理解できなかったふしがある。とにかく、自分の組織の最高幹部(もちろん自民党)が対立候補の最高幹部になっていたり、自分の組織の市議数人が同じく対立幹部の中枢にいて活動していた。さらに、昨年まで自分の公設秘書までやっていたY氏まで対立候補に一生懸命だったと聞けばあきれてものが言えないと、敗北陣営の幹部達は嘆きと怒りでいっぱいだ。
・自民党は昨年まで長きにわたって政権の座に居座っていたから、県議選のように雌雄を争う選挙となるとかなり面食らうようだ。何故なら今までの同志が平気で新しい政権政党に鞍替えして立候補してしまうからだ。そして錯覚をして選挙が終わればまた自分を支持してくれると思ってしまうところが愚かだ。相手はもう味方ではない。堂々と昨日までの敵を応援するのだ。だから、足元を見られないうちに斬るものは斬って、自分のリーダーシップを揮うことなのだ。そんなことはマキャベリズムを勉強しなくてもいろはのいの字の筈だ。
・学習能力ということはしっかりと反省する力を必要とすることだ。敗れた痛みをすっかり忘れ、相変わらぬ“なあ、なあ”主義と古い型の選挙をやっているようでは、また痛みと苦しみを味わうのは必須だ。それよりも何よりも、進言や辛言をしない人達をまわりにおいて、いい気分になっているようでは笑止だ。真剣に次なるを考えたならば、まあまあなんて言ってはいられない筈だ。個人も、組織も学習能力なきところに発展はない。ないどころか破滅しかないことは古今東西の歴史が示しているではないか。
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