コラム …埼玉の余話
・世に秘書という言葉ぐらい危ないものはない。言葉というより、存在といったほうがよいかもしれない。政治家の犠牲になるのも秘書だが、その名を使って自分の利益をおもうようにするのも又、秘書の一面だ。そして、政治家にとっても秘書は極めて危険な刃ともなりかねない。身近なところにいると、富士山の頂きよりもその中味や、裾野の醜悪さをみてしまうので、自分の御主人が愚かにみえてしまうことが多々あるのも事実。まあ、あてにする方がいけないのかもしれない。昨年の選挙で自民が敗れると、平気で民主へクラ替えした秘書が、埼玉でも多々あった。秘書に去られるまでは“この男は私の秘書ですから信用できますよ”とどれだけの政治家が言いまくっていたことか。最近でも、ある政治家の秘書なるものが当局へたれこんだ。その結果、もうその政治家の未来は全くなくなったようだ。埼玉の政治家はアンテナを高くして、もって他山の石とすべきだ。
・事後買収ということに政治家は用心すべきだ。選挙後当選した側から、何らかの利益を得ることは禁じられている筈だ。まして、当選した側が戦った反対の側からそのような行為を受けたとしたら、これは単なる事後買収を超えて、政治家の資格を根本から問われる重大な問題だ。本来、考えられないことが、身近で起きているところに時代の劣化と政治家の醜悪さが気になって仕方ない。
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