コラム …埼玉の余話
・さいたま市のお医者さんでなかなかユニークな人がいる。新聞が大好きで、左に朝日、右に産経、まんなかに日経と、実にバランスある読み方をしている。当然、政治も好きだ。さいたま市長選にも鋭いメスを入れてくる。現役の体調、対抗馬のいまいちのパワー等々。
・電子辞書が便利で売り上げを伸ばしている。一方で昔ながらの辞書も売れているという。便利さの光と影、麻生さんのおかげでしっかりと辞書を引かねばいけないと、さいたま市内の書店にもそういう客がふえているそうだ。
・先述の医者先生の言、「麻生さんが医師は社会の常識からずれているというようなことを言ったが、私から言わせれば政治家が一番ずれているんじゃないの」
至言である。日本の政治家には、いまのところ他者のずれ具合をいう資格はない筈だ。
・川越市の市長選が告示された。
一方は、自民・公明・民主の相乗りで、一方は、現職の市長の後継者だが政党は応援しない。仕方なく市民党を訴えて出発したが、市民が本当に立ち上がった様子が見られない。
一方の政党相乗りは自党の党勢拡張が前へですぎて、一体誰のための市長選なのと心ある市民は顔をしかめている。
・さいたま市の消防出初式での上田知事の挨拶が、団員達の胸を打った。
日本は地震の数が多いことから始まって、より具体的に災害対策の必要性を訴え、団員への感謝を述べ、各団にもこまめに歩いて団員を労った。やはり政治は心ですねと、団員達が感激して言っていた。
・川越の市長選に、細田・川合両陣営に顔を出して激励していた市長がいた。市長としては一期生だが、立場があったら両方に出向かぬほうがきれいだ。どっちにもいい顔をしている人間ほど頼りにならないものはない。政治家という人種がうとまれる理由の一つだ。
・出陣式の挨拶で、「最後まで油断しないでがんばろう!」という言葉ほど傲慢なことはない。勝てるんだからという枕言葉が頭にあるから、そういう言葉になるんだろう。油断をしてはいけないという言葉は、少なくともマイクで言ってはならないのが選挙の鉄則だ。
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