トップページ ≫ 教育クリエイター 秋田洋和論集 ≫ 「さいたまの名所」はどう描かれたか 「さいたまの名所ー『江戸名所図』を道標に-」開催中
教育クリエイター 秋田洋和論集
江戸時代後期に出版されて人気を呼んだ『江戸名所図会』に出てくる「さいたまの名所」を紹介する展示が、さいたま市立博物館で開催中だ。
『江戸名所図会』は、江戸の町名主斎藤幸雄・幸孝・幸成親子の手によって1834~1836年に出版された全7巻20冊というボリュームを誇る名所案内記。江戸時代の観光ガイドとでも言えるのだろう。
さいたま市域の名所は第四巻に登場する。「焼米坂」、「調神社」、「三室村元簸川神河神社」(現在の氷川女體神社)、「氷川宮大門先」、大宮驛氷川明神社」、「大宮驛東光寺」、「黒塚 潮田出羽守城趾同墓碑」の7カ所があり、いずれも御用絵師長谷川雪旦による挿絵が添えられている。
『江戸名所図会』と銘打った書物に江戸郊外のさいたま市域のスポットが登場するのは、それだけ古く由緒のある名所であることの証左であるのだろう。
展示では、これら挿絵7景とともに、絵はがきや古写真、案内パンフレットなどを紹介し、名所のその後をたどれるような構成となっている。
今回の展示は、関東地区博物館協会に加盟する10館が共同で開催する「名所」をテーマにした「関八州 名所めぐり」と題する企画展の一つとなる。
「さいたまの名所ー『江戸名所図』を道標に-」は2011年1月30日まで開催。詳細は、
公式ホームページまで。
http://www.city.saitama.jp/www/contents/1291035912648/index.html
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